もともとの予定では1年で完結の予定だったんですけどねぇ。
ぜんぜん終わる気配がありません(笑)
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大量に用意されていた食材たちはその姿をすべて消し、紲星家の料理人や使用人たちが使用した調理器具などを片づけていく。
片づけの手伝いくらいはしようと竜たちも動こうとしたのだが、あかりの友人ということで使用人さんたちにやんわりと断られてしまっていた。
「ふぅ、満足満足です」
「そりゃあ、あんだけ食べればなぁ・・・・・・」
ポンポンと幸せそうに自身のお腹を叩くあかりの姿に竜はやや呆れた表情を浮かべながら答える。
それもそのはず。
あかりは用意されていた食材のおおよそ7割ほどを1人で食べきってしまったのだ。
あかりが大量に料理を食べるのはいつものことなのだが、それでも今日はいつもよりも多く食べているように竜は感じていた。
それは茜たちも同じだったようで、竜と同じような表情を浮かべてあかりのことを見ている。
「今日はなんやいつもより多く食べてへんかったか?」
「うんうん。学校ではもう少しだけ少なかったよね」
あかりの食べた食材の量が普段よりも多いように感じた茜は思わず確認するように葵たちに尋ねる。
茜の言葉に葵も同意して頷き、あかりの食べている食材の量が多かったということを答えた。
「それはほら、あれですよ。室内で食べるご飯も美味しいですけど、外でバーベキューをして食べるというのはまた違った美味しさがあるじゃないですか。ですので私がたくさん食べてしまうのも仕方がないことなんですよ!」
「それにしたって限度があるような気はするんですが・・・・・・」
「まぁ、あかりちゃんにとってあの量はぜんぜん食べられる量だったってことなんじゃないかな・・・・・・」
茜と葵のいつもよりもたくさん食べていたのではないかという言葉にあかりはやや早口になりながらいつもよりも多く食べるのは仕方がなかったことなのだと答える。
まぁ、どんな言い訳を言おうともあかりが普段よりも多く食べていることに変わりはないので、この言い訳に意味はほとんどないのだが。
「腹ごなしになんかやるか。あかり、なんか遊び道具とかってあったりする?」
「遊び道具ですか?えっと・・・・・・、フリスビーがありますね」
「おー、フリスビーええやん」
竜の言葉にあかりはなにか遊び道具はないか荷物の中を探る。
しばらく荷物をごそごそと探っていたあかりは1枚のフリスビーを取り出して竜に渡した。
竜があかりからフリスビーを受け取ったのをみた茜は嬉しそうな声を上げる。
「お、それなら一緒にやるか?」
「もちろんやるで!」
「私もやりますよ」
「ボクはお腹いっぱいだから見てるねー」
「うちは見てるなー」
「私はもう少ししたらやりましょうかね」
「私はちょっとキャッチするのに自信がないから見てるねー」
竜の言葉に茜とあかりが元気よく手を上げる。
そんな竜たちの様子に葵たちは参加せずに見ているということを答えた。
そして、竜たちは少し離れた位置に移動してフリスビーで遊び始めるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ