早いものでもうすぐ書き始めて1年ですか・・・・・・
なんだかあっという間だった気がします。
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テレビの取材。
ニュースの番組などでよく取材を受けている場面を映されているところを見ることは多いだろうが、そういったことを実際に受けたことがある人というのはそこまで多くはないだろう。
まぁ、もしかしたら単純に近辺でそういったことが少ないだけで別の場所では日常茶飯事になっていたりするのかもしれないが。
「印象・・・・・・。やっぱあれとかかなぁ・・・・・・」
「お、なんやなんか思い浮かんだんか?」
ポツリとつぶやいた竜の言葉に茜が反応して尋ねる。
また、茜の言葉を聞いて葵やゆかりたちも竜を見た。
「ああ、みゅかりさんとかけだまきまき、あかり草、最近だとセヤナーとダヨネーに出会ったことかな。今までに見たことのない生き物だったからものすごく印象に残ってるんだよ。それによく遊びに来るし」
「あー・・・・・・、なるほどなぁ。それは確かに印象に残ってまうかもな」
茜の言葉に竜はうなずき、印象に残っていた出来事を答える。
竜の印象に残っていること。
それはみゅかりさんやけだまきまきなどと出会ったことだった。
みゅかりさんたちは今までに見たことのない姿の生き物であり、それだけでも印象に残るのにちょくちょく竜の家に遊びに来ているのだ。
これでみゅかりさんたちのことを印象に残らないと答えられる人はおそらくはいないだろう。
自分の印象に残ったことを答えた竜はグッと体を逸らして背筋を伸ばし、先ほどまで一緒にフリスビーで遊んでいた女の子を抱き上げた。
脇の下から腕を通すようにしてお腹のあたりで手を組んで固定する。
これによって女の子はぶらぶらと下半身を揺らした状態で竜に抱きあげられていた。
「おー、ぶらぶらしてるなー」
「さらにここからー・・・・・・、こうだ!」
「おー!すごいすごい!楽しーぞ!」
自分の足がぶらぶらと揺れていることに女の子は楽しそうな声を出す。
そんな女の子の様子に竜はテンションが上がってきたのか、ゆっくりと回転し始めた。
竜が回転し始めたことによって女の子の足が遠心力を受けてじょじょに横に伸びていく。
ちなみに、きちんと周りに人がいないように茜たちから距離を取って竜は回転しているので、誰かに女の子の足がぶつかってしまうといったことが起こることもないので安心だ。
「え、ちょ・・・・・・」
「おー、楽しそうにしとるなぁ」
「竜くんってなんだかんだ小さい子ともけっこう仲良くなるの早いよね」
「・・・・・・精神年齢が近いとかそういうことなんでしょうか?」
「うーん、あの光景を見ていると否定はできないかなぁ」
竜が女の子を抱き上げて回転し始めたことにテレビ局のスタッフたちは驚き、固まってしまう。
そんなテレビ局のスタッフたちとは違い、茜たちは困ったものを見る視線で竜のことを見ていた。
それから少しの間、竜は女の子のことを抱き上げながら回転していた。
「・・・・・・ふぅ、どうだ?楽しかったか?」
「うん!めちゃくちゃ楽しかった!また今度やってね!」
抱き上げていた女の子を下ろし、竜は楽しかったかを尋ねる。
竜の言葉に女の子は元気に答えた。
「それじゃあ、そろそろ仕事かな?リポーターをやってるんだろ?」
「うん。頑張ってやるね!」
そう言って女の子────ウナは帽子を取ってテレビ局のスタッフからマイクを受け取った。
帽子をかぶっていた女の子の正体がウナ────つまりは“
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ