変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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フェイスリグでサンプルを使って動かしているだけでかなり楽しいですね。

これで自分の体を描いてもらえたらもっと楽しくなるのでしょうか?





第371話

 

 

 

 

 竜たちが桃鉄でゴールしたりゴールされたり貧乏神を押しつけあったりしていると、不意にきりたんの部屋の外からイタコ先生の声が聞こえてきた。

 

 

「3人とも~、おやつの準備ができましたわ~」

「おやつですか。ちょっと止めて居間に行きましょう!」

「3人とも、ってことは俺たちも食べていいのかな?」

「そうなんやない?」

 

 

 聞こえてきたイタコ先生の言葉にきりたんは素早く立ち上がり、ゲームを一時停止させる。

 イタコ先生が3人と言っていたことに竜は自分たちもおやつをもらっていいのかと少しだけ困惑してしまう。

 まぁ、普通に考えて友達が遊びに来ていて家族にしかおやつを出さないというのはおかしな話なので、竜はそこまで気にしなくてもいいのだろうが。

 

 そして、竜たちは居間に移動した。

 

 

「あら、公住くん。遊びに来ていたのね?」

「あ、はい。お邪魔してます」

 

 

 居間にすでにいたずん子は竜の姿を確認し、声をかける。

 ずん子の言葉に反応し、居間にいたささら、つづみ、イア、オネの4人も竜の存在に気がついた。

 

 

「あ、公住くんだ。きりたんちゃんと遊んでたのかな?」

「きりたんとよく遊んでいるって会長から聞いていたし、そうなんじゃないかしら」

「保健室で会う子たちとはまた違う子といるね?」

「でも、一応クラスでは男友だちはいるみたいよ。移動教室のときとかに話しているのを見かけたことがあるわ」

 

 

 姦しく話していたささらたちの視線が集まり、竜はどこか気まずくなりながら居間の端の方へと移動する。

 まぁ、いまの居間────というよりも東北家には竜以外に男がおらず、しかもほとんどが竜よりも年上ということで竜が気まずく感じてしまうのも無理はないのではないだろうか。

 

 念のために言っておくと、茜たちと遊んだりしているときも基本的に男1人なのだから同じなのではないかと思うかもしれないが、同じクラスでよく話したりする茜たちと、1つ上の学年で普段からあまり話す機会のないずん子たちではやはりいろいろと違ってくるのだ。

 しいて東北家に今いるメンバーの中で話す機会が多い人物を挙げるのであれば、一番にイタコ先生、次点で竜たちと同じように保健室でお昼を食べているイアとオネの3人だろうか。

 

 

「ちゅわ!お待たせしましたわ!」

「今日のおやつはくず餅ですね」

 

 

 イタコ先生がお盆に乗せて運んできたのはプルプルとイタコ先生が歩く振動で揺れる半透明の和菓子────くず餅だった。

 プルプルと柔らかそうな弾力を感じさせられるくず餅の揺れ方に、竜は思わずイタコ先生の胸を連想してしまいそうになり、慌てて下を向く。

 突然下を向いた竜の姿にイタコ先生たちは不思議そうに首をかしげる。

 

 

「くず餅・・・・・・って、これ手作りしたんか?!」

「あ、気づきましたわね?ええ、ちょっと和菓子作りに凝ってしまいましたの」

「タコ姉さまは急に和菓子作りに凝り始めますからね。でも味の方はかなり美味しいので安心してください」

 

 

 テーブルの上に置かれたくず餅を見ていたついなは、イタコ先生の持ってきたくず餅が店売りではなく手作りのものであるということに気がついて驚きの声を上げる。

 くず餅の作り方は水で溶いたくず粉に砂糖を加えて火にかけ、透明感が出るまでよく練り、練ったものを容器に流し込んでラップをし、水で冷やすという文面だけであれば簡単そうなもの。

 しかし、シンプルなものほど作った人の腕というものは見えてくるもので、そのことからイタコ先生の作ったくず餅はかなりの出来であることがうかがえた。

 

 驚くついなの様子にイタコ先生は嬉しそうにしながら竜たちにくず餅を取り分けていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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