今日中にUAが10万を超えそうですね・・・・・・
まぁ、日曜日なので安心ですけどね!
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イタコ先生の作ったくず餅を口に運ぶ。
きな粉をまぶされたそれはきな粉特有の柔らかな甘みと
気づけば口の中から消えているその存在は意識せずに次のそれへと自然に手が動いてしまっていた。
不意に感じるのはとろりとした液体のような感覚ときな粉よりも強い甘み。
半透明なくず餅を黒く染め上げるようにかけられたとろみのある液体、黒蜜。
きな粉とはまた違ったその甘さはくず餅の食感と合わさって一層の美味しさを感じられた。
きな粉と黒蜜、それぞれの美味しさによりくず餅を口に運ぶ手が止められなくなる。
ふと、くず餅を口に運ぶ手を止め、きな粉と黒蜜を見る。
意識して止めなければ自然にくず餅を口へと運んでしまいそうな手を止めながら、きな粉のまぶされたくず餅に黒蜜を垂らしていく。
くず餅を包み込んでいた黄色い衣のきな粉をとろりとした黒色の黒蜜が侵食していき、どことなく悪いことをしているかのような感覚さえしてくる。
そして、きな粉と黒蜜の絡み合ったくず餅を口に運ぶ。
口の中に広がるのはきな粉の柔らかい甘さと黒蜜の強い甘みの組み合わさった先ほどまでの個別で食べていたのとはまた違った美味しさ。
どれが一番とは選ぶことができないほどにどれも美味しく、手が止められなかった。
「あ、忘れるところでしたわ。くず餅に砂糖だけをつけて食べてみてくださいません?」
「砂糖だけをですか?」
止まることなくくず餅を食べていた竜たちにイタコ先生は砂糖を取り出して竜たちに言う。
イタコ先生の言葉に竜たちは不思議そうにイタコ先生と砂糖の入ったケースを見る。
くず餅に砂糖。
甘い味になるであろうことは推測できるのだが、きな粉と黒蜜の味とどんな風に違うのかがイメージできなかった。
「どれどれ・・・・・・、お?なんか甘さが強く感じられる?」
「そうなんですか?・・・・・・本当ですね」
イタコ先生の言葉に首をかしげながら、竜はイタコ先生の言葉に従ってくず餅に砂糖をかけて口に運んでみる。
砂糖をかけたくず餅を口に運んで最初に感じたのはシンプルに強い甘さ。
きな粉や黒蜜の甘さとは違う純粋な甘さ。
それはきな粉や黒蜜とは違った美味しさがあった。
竜の言葉にきりたんも興味が湧いたらしく、同じようにくず餅に砂糖をかけて口に運んでみた。
くず餅を口に運んだきりたんは驚いた表情になって砂糖のかけられているくず餅を見る。
竜ときりたんの反応から美味しいのだろうと判断したのか、ずん子たちもくず餅に砂糖をかけて食べ始めた。
「あら?つい・・・・・・ゲフンゲフン。いなさんは食べませんの?」
「あー、うちは別に食べんでも問題あらへんからな」
くず餅を食べようとしていないついなの姿にイタコ先生は不思議そうに尋ねる。
イタコ先生の言葉についなは食べなくても問題ないと答えた。
ついなの答えにイタコ先生は少しだけ考え込み、くず餅をいくつか取ってついなに渡した。
「イタコ・・・・・・?」
「そんなこと言わないで食べてくださいな」
イタコ先生に勧められ、ついなはくず餅を受け取って口に運ぶ。
くず餅を口に運んだついなは、くず餅の美味しさに一瞬だけ目を大きく見開く。
そして、竜たちと同じようにくず餅を食べ始めるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ