UA100000突破記念の番外話を投稿しました。
内容はついなのヤンデレエンドとなっております。
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イタコ先生の作ったくず餅はすべて綺麗になくなり、テーブルの上に残っているのは竜たちが使用した食器ときな粉、黒蜜、砂糖の入れられていた容器だけとなっていた。
くず餅が綺麗になくなっていることにイタコ先生は嬉しそうに笑みを浮かべる。
「あー・・・・・・、するする食べられたからけっこう食べちゃったなぁ・・・・・・」
「せやね。うちもこんなに食べてまうとは思わんかったわ・・・・・・」
おやつだったはずなのにお腹いっぱいになるまでくず餅を食べてしまい、竜はお腹をさすりながら呟く。
竜の言葉にくず餅を食べるつもりがなかったのに一口食べたら止まらなくなってしまい、気づけばたくさん食べてしまっていたついなも同意した。
「さて、おやつも食べ終わりましたしゲームの続きをしましょう!」
「お、そうだな」
くず餅を食べ終えてお茶を飲んでいたきりたんは立ち上がり、竜の手を引きながら言う。
きりたんに手を引かれ、竜は立ち上がる。
きりたんの言葉からずん子たちは竜とついながきりたんの部屋でゲームをやっていたのだろうということを知る。
まぁ、イタコ先生だけは竜たちが東北家に来た時点で会って会話をしていたために知っていたのだが。
「あら?きりたん、宿題は終わっているのかしら?」
「ぎくり・・・・・・!」
「・・・・・・きりちゃあん?ちょぉっとお聞きしたいことがありますわねぇ?」
早く部屋に戻ろうとするきりたんの姿を見て不思議そうにずん子はつぶやく。
ずん子の言葉にきりたんの体はびくりと震え、動きを止めた。
それと同時にきりたんの方にイタコ先生の手が置かれ、イタコ先生は威圧感を感じられる口調できりたんに話しかけた。
「おかしいですわねぇ?私はきりちゃんから宿題が終わっていると聞いておりますけど?」
「そうなんですか?でも私が知っている限りではきりたんはずっとゲームをしていたような・・・・・・」
「あ、これは・・・・・・」
「まぁ、会長の妹さんはゲームが好きみたいだしね・・・・・・」
笑顔とは本来は威嚇するための表情である。
それがハッキリと分かるようにイタコ先生はニッコリと笑みを浮かべながらきりたんに声をかける。
イタコ先生の言葉にきりたんの体はがくがくと震え始め、助けを求めるように竜へと視線を向けた。
「さぁ、きりちゃん?いますぐにお部屋から宿題を持ってきてくださいまし。しっかりと宿題が終わるまでゲームは禁止ですわ!」
「は、はいぃぃいいいいい!!!!」
きりたんから向けられる視線に竜は困ったような表情を浮かべることしかできず、きりたんはイタコ先生の言葉に走って自分の部屋に宿題を取りに行くのだった。
きりたんが宿題をやらずに遊んでいたということにイタコ先生とずん子は頭が痛いというかのように頭に手を当て、竜たちは苦笑を浮かべることしかできなかった。
そして、きりたんが自分の部屋から宿題を持って戻ってきた。
「ええっと?算数と漢字の書き取りですわね?」
「このくらいならすぐに終わるんだからちゃっちゃと終わらせればよかっただろうに・・・・・・」
「うーん、でも私も気持ちは分かるなぁ。宿題をやるよりも遊びたくなっちゃうんだよね」
「だとしてもやったなんて嘘を吐くのはよくないと思うわよ?」
居間のテーブルの上に広げられた宿題を確認し、竜たちは思ったことを口々に言う。
竜たちに見守られ、ときに解き方のヒントを聞いたりしながらきりたんは宿題を進めていくのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ