変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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ぐぬぬぬ・・・・・・

エペで最後の1人に負けてチャンピオンを逃してしまった・・・・・・

悔しいからもう少し動き方とか戦い方とかを学ばないとだなぁ・・・・・・







第374話

 

 

 

 

 高校生である竜やずん子、ささら、つづみ、イア、オネの助けもあってきりたんは比較的スムーズに算数の宿題を終わらせることができた。

 残っている宿題は漢字の書き取りなため、とくに手伝えるようなことはなくなった。

 

 

「やっぱり小学生の宿題だから簡単だったなぁ」

「だいたい7年くらい前だし、それは当り前じゃないかなぁ」

「いまだと簡単だけど小学校のときだとぜんぜん分からなかったりするのよね」

 

 

 きりたんがやっていた算数の宿題を思い返しながら竜はつぶやく。

 小学生の宿題ということで、宿題の内容は分数や整数といったものとなっている。

 

 竜の呟きにお茶を飲んでいたささらとつづみがうなずきながら答えた。

 

 

「成長したから分かるようになったっていうのは分かるんだけど、なんだか不思議な気もするよね」

「そうね。授業を受けているときは全然分からないのにいつの間にか理解できているのよね」

 

 

 成長をしたから難しいことも分かるようになった。

 

 そう言ってしまえば簡単なことなのだろうが、どうして成長したから分かるようになったのかを考えると不思議なことのように感じてしまうのだ。

 不思議だなぁと首をかしげている竜たちの姿にくず餅を食べるのに使った食器を洗い終えたイタコ先生は微笑ましそうに笑みを浮かべていた。

 

 

「・・・・・・・・・・・・終わ、ったぁあああああ!!!」

「お、漢字の書き取りも終わったか」

「だからいつも早くやって終わらせなさいって言ってますのに・・・・・・」

 

 

 漢字の書き取りの最後の1文字を書き終えたきりたんは、両手を上に突き出して大きく声を上げる。

 嬉しそうに声を上げているきりたんのノートを覗き込み、キチンとすべてが終わっていることを確認したイタコ先生は小さくため息を吐きながらつぶやいた。

 

 まぁ、イタコ先生の言っていることも正しいのではあるが、小学生にとって宿題なんてものは(わずら)わしいものでしかないため、自発的に宿題をやるような子でもない限りはすぐに宿題に手をつけるような子はまずいないのではないだろうか。

 

 

「さぁ!ゲームの続きをやりましょう!」

「分かった分かった。また桃鉄か?」

 

 

 広げていた宿題を片づけ、きりたんは竜の手を引きながら早く部屋に戻ろうとうながす。

 きりたんにぐいぐいと手を引かれながら竜は立ち上がり、次はなんのゲームをするのかを尋ねた。

 

 

「そうですね。スマブラでもやりますか?」

「スマブラ!」

「ちょ、姉さん?!」

 

 

 竜の問いにきりたんが答えた瞬間、イアが目をキラキラと光らせてきりたんの近くに詰め寄っていった。

 いきなりのイアの行動にきりたんは驚き竜の後ろに隠れてしまう。

 

 

「な、なんですか・・・・・・!」

「スマブラなら私もやりたいな!」

 

 

 竜の後ろに隠れながらまるでボクシングでもしているかのようにペシペシとへなちょこパンチを繰り出しながらきりたんはイアに向かって尋ねる。

 きりたんの言葉にイアはキラキラと目を光らせながら答えた。

 

 どうやらスマブラをやるというきりたんの言葉に反応して近づいてきたらしい。

 そんなイアの行動に、オネは頭が痛いとでも言うかのように額に手を当てて溜め息を吐くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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