ガスおじ弱体化しててもなんだかんだでチャンピオンが取れるの嬉しいですね。
まぁ、ダメージを与えられる煙幕だと考えれば・・・・・・
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顔を洗ったことによって目が覚めたのか、ひめが元気よく、みことはやや恥ずかしそうにしながらリビングに入ってきた。
どうやらみことは寝起きでぼんやりとしているところを見られたことが恥ずかしかったらしい。
「おはようったい!」
「お、おはようございます・・・・・・」
「ああ、おはよう」
「おはようさんや。いま用意するからちょっと待っとってなぁ」
朝ごはんを食べている竜にひめとみことは改めて朝の挨拶をする。
ひめとみことの声を聞き、ついなが台所から顔を出して待っているように言う。
ついなの言葉にひめは嬉しそうにしながら竜の隣に、みことは竜の向かいに座った。
「月曜だからみんなが学校に来るっちゃね!楽しみったい!」
「学校のみんなの声が聞くのは楽しみ」
「ああ、そうか・・・・・・。2人は基本的に学校の梅の木にいるから・・・・・・」
ワクワクといった表情でひめはみことに言う。
ひめとみことは竜たちの通っている学校の中庭に植えられている梅の木の精なため、基本的には学校の周辺くらいまでしか行動することはできない。
例外として学校の梅の木から分けられた木が植えられている竜の家と東北家、そして大元となっている梅の木が植えられている太宰府天満宮にも自由に移動することはできるのだが、逆に言うとそれ以外の場所には自由に移動することができないのだ。
ひめとみことの言葉に竜はけっこう自由に自分の家に遊びに来ている2人が実はあまり自由に出歩くことができないことを思い出した。
「んー?ちゅうても2人はご主人が霊力を回しとけば自由に出歩けるやん」
「へ?そうなのか?」
ひめとみことの朝ごはんを運んできたついなが不思議そうに首をかしげながら言う。
ついなの言葉に竜は驚き、思わずひめとみことを見る。
竜に見られてひめとみことは困ったような表情になりながら誤魔化すように笑みを浮かべた。
「そうっちゃね。竜お兄さんから霊力をもらって、その霊力を使って一時的に竜お兄さんを依り代にさせてもらえればうちらも竜お兄さんについていって自由に出歩けるったい」
「でも、それをしたら竜さんの自由な時間が無くなってしまうかもと思って・・・・・・。だから言わなかったんです」
「そうだったのか。べつに俺は気にしないんだがなぁ・・・・・・」
自分たちが竜に手伝ってもらえば自由に出歩くことができるということをついなによってバラされてしまったひめとみことは、頬を掻きながら困ったような表情で説明をする。
姫の説明を簡単にするならば、竜を梅の木の代用とすることによって竜の近くであれば自由に出歩けるようになるということだ。
「そういえば、なんでついなはそのことを知っているんだ?」
「うち?いやなぁ、うちはご主人の霊力をもらってるやん?それで自分の身体の維持とかをしとるわけなんやけど。それやったらこの2人の身体を維持して出歩くこともできるんやないかと思ってなぁ」
ふと、竜はどうしてついながひめとみことが自由に出歩くことができるようになるための方法を知っているのかが気になって尋ねる。
竜の言葉についなは自分が身体の維持をすることができるのだから2人もできるのではないかと考えたと答える。
まぁ、つまりついなは思いつきで言っただけということだった。
まさかの思いつきの言葉だったという事実に竜たちは呆れたような表情を浮かべることしかできなかった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ