時間ギリギリ・・・・・・
内容がぁ・・・・・・
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学校へと向かいながら竜たちは会話をする。
ひめとみことはついなと同じように他の人たちの眼には映っておらず、竜の頭の上で物珍しそうに周囲の景色を見回していた。
「おー!学生さん以外の人がいっぱいいるったい!」
「そりゃあ、いるのは当然。ここは学校じゃなくて普通の道なんだから」
周囲にいる人たちのことをキョロキョロと見回しながらひめは楽しそうに言う。
そんなひめの様子にみことは呆れたような声音で答えた。
まぁ、口ではひめに対して呆れているようなことを言っているのだが、みこと自身も周囲を見る目は楽しそうにキラキラとしているのだが。
「いろんな人がいるっちゃね。あそこの人はどこにいくん?」
「あそこの人は・・・・・・、たしか会社員やったはずやね」
ひめの指差した先を歩いている人のことをついなは記憶から思い出しながら答える。
ついなの説明にひめとみことはうなずきながら応えた。
「それにしてもどうして竜は朝遅かったん?」
「あー、えっと昨日泊まったひめとみことが一緒に学校に行けないかなっていろいろやってたんだよ」
学校へと向かって歩きながら茜は改めて竜に尋ねる。
基本的に、竜たちが学校に向かうために集まるときは茜と葵が一番最後になることが多い。
そのため竜が一番最後になった今日は茜たちからしてみれば本当に珍しいことなのだ。
茜の言葉に竜はどうして一番最後になったのかを簡単に説明した。
「あー、なんやあの2人はまた遊びに来て泊まっとったんか」
「まぁ、自由に移動できる場所が少ないかな」
竜の言葉に茜は納得し、ひめとみことの2人がまた遊びに来ていたのかとつぶやく。
2人がよく遊びに来ていることは茜たちも当然ながら知っており、場合によっては茜たちも一緒に遊ぶこともある。
そのため、茜たちはひめとみことが遊びに来たと言っても特に驚くようなことはないのだ。
◇ ◇ ◇
学校に着き、竜たちはマキと合流する。
それと同時にひめとみことが竜の頭の上から跳び下りて元の大きさに戻った。
「んー・・・・・・!小さくなって竜お兄さんの上に乗るのも楽しいっちゃけど、やっぱり元の大きさの方が落ち着くったいね」
「そうだね。ボクたちの身長じゃ見えない高さで新鮮でとても楽しかった」
ぐぐぐっと背筋を伸ばし、ひめとみことは体をほぐしていく。
どうやら2人にとって体を小さくするということは少しだけ窮屈なことのようだ。
「あ、みんなおはよー!」
「おはようさんやでー!」
「マキさん、おはよう」
「おはようございます」
「マキ先輩、おはようございます」
「おう、おはよう」
元気よく朝の挨拶をしてくるマキに竜たちも応え、教室に向かい始める。
「竜お兄さん、ありがとうっちゃね!」
「学校までの道でも見たことないものがあったりしてとても楽しかったです」
「そうか。楽しめたなら良かったよ」
そう言ってひめとみことは笑顔を見せる。
竜の家から学校までという短い距離でも2人にとってはとても新鮮なことで、十分に楽しむことができたようだ。
2人の言葉に竜は笑顔を浮かべて答える。
「えっと、また頼んでもよか?」
「ああ、大丈夫だよ」
「やった。ありがとうございます!」
少しだけ不安そうにしながらひめは竜に確認を取る。
竜のことを依り代にすれば竜の周囲を自由に出歩くことができる。
しかし、それをしてしまうと竜に迷惑なのではないかと考えてしまうのだ。
ひめの言葉に竜は頭を撫でながら答える。
竜の言葉にひめとみことは嬉しそうに笑顔になるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ