少し遅くなりましたぁ・・・・・・
ロードで120キロほど友だちと走ってきたのですが、桜がとてもきれいに咲いておりました。
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学校の前から自分の家の前に着いた竜は、自分の家に灯りが点いていることに気がつく。
竜は“cafe Maki”に学校から直接向かったため、朝に家を出てから帰宅はしていない。
もちろん、朝に電気を点けっぱなしにして家を出たということもないため、家の電気が点いているというのは普通に考えておかしいことだった。
「・・・・・・みゅかりさんか誰かか?」
「あー、その可能性もあるなぁ」
まぁ、みゅかりさんやあかり草、けだまきまきにセヤナーやダヨネーといった生き物たちがしょっちゅう家にやってくるので、竜からすれば自分の家の電気が点いていることはそこまで珍しいことではないのだが。
竜の言葉についなは納得してうなずく。
そして、竜は自分の家のカギを回した。
「・・・・・・あれ?」
「開いてへんな?」
ガチャガチャと玄関を引いても開かないことに竜は首をかしげる。
みゅかりさんたちが遊びに来ているのであれば基本的に家のカギは閉められたままとなっている。
そのため、いまのようにカギを回して閉じた状態になる、つまりは家のカギが開けられた状態になっているということはいままでなかったのだ。
「・・・・・・誰かいるのか?」
「なんだったらうちらが先に見に行くったい」
「ボクたちなら見つかることもないでしょうしね」
家のカギが開いていたことから家の中にいるのがみゅかりさんたちではないと考え、竜は音を立てないようにしながら玄関を開ける。
玄関を開けた竜にひめとみことが提案をする。
梅の木の精であるひめとみことは基本的に一般人に見えることはない。
そのため偵察としてはかなり役に立つことができるのだ。
ひめとみことの提案に竜は少しだけ考える。
「・・・・・・いや、それはいいかな」
静かに玄関に入り込んだ竜は置かれている一足の靴を見て首を横に振る。
玄関に置いてあったのは女性ものの靴。
「これ、母さんの靴だ」
「母さん?それじゃあ、家におるんはご主人のお母さんなんやね?」
「なーん。そんなら安心やね」
「竜さんに何か用があるんでしょうかね?」
竜の言葉についなたちはきょとんとした表情になる。
家の中にいるのが竜のお母さんなのであれば警戒をする必要もないだろうということでついなたちは緊張していたからだから力を抜いた。
「帰ってくるなら連絡してくれよ・・・・・・」
自分の母親の靴を見ながら竜はがくりと肩を落とす。
そして、竜は靴を脱いで家の中へと入っていった。
◇ ◇ ◇
手洗いうがいを終え、電気のついているリビングへと入った竜は椅子に座ってお茶を飲んでいる女性の姿を見て脱力する。
「あ、おかえりなさーい。こんな時間までバイトしてるの?」
「・・・・・・ただいま。帰ってくるなら連絡してくれよ・・・・・・」
ニコニコと笑顔を浮かべながら竜の母親────
あまりにもリラックスしている自身の母親の姿に竜は疲れたような声で答える。
そんな竜の頭と肩の上でついなたちは興味深そうに竜の母親である咲良を見るのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ