変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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依頼していた体のラフを見せてもらいました。

自分がイメージしていたものよりも良くてとても嬉しかったですね。

もう少しでいろいろとできそうで楽しみです。





第400話

 

 

 

 

 ひめに抱きかかえられて教室まで戻ってきた竜は一先ず体育着から制服へと着替える。

 一足先に教室に戻ってくることになってしまったが、授業で使ったバットやボール、グローブなんかはほとんど片づけ終わっていたので、そこまで気にしなくても良いだろう。

 

 ちなみに、女子はちゃんと別に更衣室があるので、着替えをするために教室に戻ってきて鉢合わせるなんてハプニングは起こったりしないので竜は安心して着替えていた。

 

 

「うん?なんや、竜だけ早いなぁ?」

「あ、本当だ。他の男の子たちはいないみたい」

「ああ、まぁこいつに掴まってな・・・・・・」

 

 

 竜が着替え終わったタイミングで教室に戻ってきた茜たちは、竜が先に教室にいることに驚き、不思議そうにしながら声をかける。

 茜たちの言葉に竜は教室で待っていたひめのことを指さしながら答えた。

 

 竜が指さしたことによって茜たちはひめの存在に気がつき、驚いた表情になる。

 教室に入った時に最初にひめのことに気がつくのではないかと思うかもしれないが、そのときにひめはついなによって叱られており、床に正座をしていたために高さが低くなって目立ちにくくなっていたのだ。

 そのため、教室に先にいた男子生徒ということで竜の方に意識が集中してしまい、結果的にひめの姿に気づくことができなかったというわけだ。

 

 

「え、どちらさんなん?!」

「とりあえず絶対に学生じゃないよね?!」

「あれ?でもなんだかどこかで見覚えがあるような・・・・・・?」

「あ、あれですよ。ほら、昨日マキさんの家で働いていた方たちと似ているんですよ」

 

 

 普段のひめの姿と違って成長した大人の女性の姿となっているひめに茜たちは混乱する。

 当然ながら茜たち以外にも竜のクラスメイトの女子たちはいるので、そちらも同じように驚いていた。

 

 と、驚いている茜たちの中でマキがひめの姿に見覚えがあることに気づく。

 するとマキの言葉にゆかりも思い出したのか、昨日の“cafe Maki”で働いていた大学生くらいの年齢の姿になっていたひめと似ているのではないかと答えた。

 まぁ、似ているもなにも同一人物なので当たり前のことなのだが。

 

 

「お、茜たちも来たっちゃね!そんなら保健室に行くったい!」

「あ、こら!まだ説教は終わっとらんよ!!」

 

 

 ついなに説教されていたひめは茜たちの姿に気がつくと素早く立ち上がり、保健室へと走っていく。

 説教の途中で逃げ出したひめについなは怒りながらその後を追っていった。

 

 

「・・・・・・え、もしかしてあの子なん?」

「さっきのしゃべり方ってそう、だよね・・・・・・?」

 

 

 ひめの特徴的なしゃべり方から大人の女性の正体がひめだということに気がつき、茜と葵は驚きながら竜と走っていったひめを交互に見る。

 驚いている様子の2人に竜は苦笑しながらうなずいた。

 

 

「え~・・・・・・。昨日の姿よりも成長してるじゃん・・・・・・」

「あそこまで自由に見た目を変えられるものなんでしょうかね?」

 

 

 竜がうなずいている姿からマキは昨日の大学生くらいの姿からさらに成長した姿をしていたひめに愕然とし、ゆかりは興味深そうに首をかしげているのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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