ゴールドの3と4を行ったり来たり・・・・・・
チャンピオンを取れればかなりポイントは稼げるんですけどねぇ・・・・・・
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東北家での話し合いをした翌日。
竜は茜たちと一緒にお昼ご飯を食べるために保健室に来ていた。
「そういえば昨日はイタコ先生の家に行ったんやったよな?どんな話をしたん?」
「うんうん。たしか、イタコ先生のお見合いをどうにかするために竜くんの力が必要だったんだよね?」
お弁当を食べながら茜は気になっていたことを尋ねる。
茜の言葉に葵もうなずきながら竜を見た。
それに続くようにゆかり、マキ、あかり、イア、オネの視線も竜へと集まる。
「あー、なんかお見合いを断るためにイタコ先生の恋人になることになったわ」
「間違っとらんけどその言い方で大丈夫なん?」
「ぴぃっ?!」
茜の言葉に竜はお弁当を食べながら答える。
あっさりと答えた竜だったが、その答えた内容が内容なだけに大丈夫なのかとついなは思わず呟いてしまった。
竜の言葉を聞いた直後、グリンと茜、葵、ゆかり、マキ、あかりの5人の顔がイタコ先生へと向く。
眼を開ききった状態で表情のない状態の5人の視線が集まったため、イタコ先生は思わず悲鳴を上げてしまった。
「イタコ先生・・・・・・?」
「どういうことなのか聞いても良いですか?」
「そういえばイタコ先生に憑いているキツネさんも竜先輩のことが好きでしたよね・・・・・・」
これは一体どういうことなのか。
そんな言葉が聞こえてきそうな表情を浮かべながら茜たちはイタコ先生へと顔を向ける。
茜たち5人が一様に表情のない状態で見てきているため、イタコ先生は涙目になって竜へと視線を向けた。
まぁ、それによって一層のこと茜たちから発せられている威圧感が増してしまうのだが。
「お、お見合いを断るために偽の恋人になってもらうように、き、公住くんにお願いしただけですわ?!」
「ああ、そういえばお見合いを断るために必要な条件があるとか言っとったなぁ」
「そういえばそうだったね。それでその条件に当てはまっていたのが竜くんだったんだっけ」
「なるほど。つまりはお見合いを断るためだけの偽装恋人なんですね?」
「それ以外に他意はないんですよね?」
「ちょぉっと怪しいんですよねぇ・・・・・・」
茜たちから向けられる威圧感に震えながらイタコ先生はお見合いを断るために偽の恋人になってもらっているだけだと説明をする。
イタコ先生の説明を聞き、お見合いを断るために必要なことなのだと分かりはしたものの、それでも茜たちはイタコ先生に対して怪しむような視線を止めることはなかった。
「そういえば俺も親に許嫁が欲しくないかとか聞かれたなぁ」
「なんやてっ?!」
「い、許嫁?!」
イタコ先生のお見合いの話から竜は母親から許嫁が欲しくないかと聞かれたことを思い出した。
さらりと言われた竜の言葉に茜たちは驚いてイタコ先生から竜へと視線を向ける。
竜からすればすでに断った話なのでもうそこまで気にしていないことなのだが、茜たちは竜に許嫁ができる可能性があるということで慌てて竜へと話を聞くのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ