Vの体を描いてそこからさらに動くようにいろいろと手を加えて・・・・・・
本当に体を描いてくれているママには感謝しかありませんね。
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竜とついな、そしてイタコ先生の目の前に立っているのは和風建築の大きな家。
その大きさは比較的大きめのはずの東北家よりもさらに大きく、竜たちが立っている場所からでは家の全容が見えないほどだった。
あまりの家の大きさに竜とついなはポカンと口を開けて家を眺めてしまっている。
そんな竜とついなの姿にイタコ先生はクスリと笑みをこぼし、優しく竜の肩を叩いた。
「ふふふ、初めて見るとこの屋敷の大きさには驚きますわよね」
「あ、は、はい。すごく・・・・・・大きいです・・・・・・ね」
「こんなおっきな家なんやから相当に霊力があるってことがうかがえるなぁ・・・・・・」
家の大きさに驚いていた竜はイタコ先生の言葉にうなずいて答える。
大きい家というのは東北家で見慣れたつもりだったのだが、それ以上に大きな貴身純家の家の大きさに竜は唖然としてしまっていた。
そして、いつものように竜の服のポケットに入っているついなは家の大きさからそれに
竜に声をかけたイタコ先生はそのまま玄関につけられているインターフォンを押した。
「・・・・・・インターフォンついてるんだな」
「普通に玄関を叩くか大きな声で呼ぶもんやと思ってたわ」
「さ、さすがにそれはありえませんわよ。大きな声なんて出してしまったら近所迷惑ですしね」
和風建築で霊能力者が暮らしている家ということで昔ながらの家を想像していた竜は玄関に普通についていたインターフォンに思わず呟いてしまう。
竜の言葉についなも同じことを考えていたのか、竜と同じように意外そうな表情を浮かべていた。
竜とついなの言葉にイタコ先生は苦笑しながらインターフォンに貴身純家の人が出てくるのを待つのだった。
『はい。どちらさまでしょうか?』
「あ、すみません。私、東北イタコと申します。先日のうちの両親からのお見合いの打診の話から貴身純さまにお願いをしたいことがありまして・・・・・・」
『お見合い・・・・・・。ああ、あの件ですね。ですがあの件はもうお断りしたはずでは?』
インターフォンから聞こえてきた声にイタコ先生は礼儀正しく答える。
イタコ先生の言葉にインターフォンに出た人物は不思議そうに聞き返した。
まぁ、貴身純家としてはすでに断っているお見合いの話なので、それがなぜここにまで来ているのかが不思議なのだろう。
「はい。それはそうなのですが。そのあとにそちらの分家である
『貴見済のものでしたらいま本家に来ておられますよ。なんでも婚約を結びたいので協力をしてほしいとか・・・・・・』
「なんですって?!」
インターフォンの相手に貴身純家にまで来た理由を答えようとしたイタコ先生だったが、さらに続けられた言葉に思わず大きな声を上げてしまう。
イタコ先生たちは貴見済家との婚約の話をどうにか断るために協力してもらえないかお願いするために貴身純家にまで来たのだが、それよりも先に貴見済家の人間がいて婚約を結ぶための協力をお願いしているとは思いもよらなかった。
インターフォンから聞こえてきた言葉に驚いたイタコ先生は思わずインターフォンに思い切り顔を近づける。
「お、お願いいたします!急いで貴身純さまに会わせてくださいまし!」
『そ、そうは言われましても・・・・・・。え、通してもよろしいのですか?“責任は私が取る”と。分かりました。東北イタコ様、そして、お連れの方もどうぞ貴身純の屋敷へ』
このままでは自分たちにとって良くないことになる。
そう確信したイタコ先生は慌ててインターフォンに向かって叫ぶように言う。
イタコ先生の勢いにインターフォンの相手は困惑した姿勢になるが、途中で誰かと話をしていたのか貴身純家に入って良いと許可を出した。
そして、家の中に入って良いという許可をもらったイタコ先生と竜は早足で貴身純家へと入っていくのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ