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突然笑い出した黒子のような格好をしている貴身純家の女性に全員の視線が集まる。
女性がなにに対して笑っているのかは不明で部屋にいる誰もが女性を見ているのだが、女性はそんな視線などなんとも思っていないかのように笑い続けている。
「ふふふふ・・・・・・。あー、お腹が痛い」
「まったく・・・・・・、なにをいきなり笑っているんだ・・・・・・」
お腹を押さえて笑っていた女性に貴身純家長男である筒治は呆れたように言う。
女性が笑い始めたときには怒っていた筒治だったが、やはり女性が妹だということもあってかすぐに怒りは治まり、気やすい口調で話しかけていた。
そんな女性と筒治の会話は見慣れた光景なのか、貴身純家当主である紅葉はとくになにかを言うようなこともなく、微笑ましいものを見るかのような視線を向けている。
「いやー、だって仕方がないじゃない。貴見済家の力が増せば貴身純家にプラスになるなんて言っているのよ?本当の目的は美人でスタイルのいいイタコさんたちを手に入れることや、産ませた子どもに強い霊力があったら便利な手駒にする程度にしか考えていないくせに」
「な、そ、そのようなことがあろうはずがございません・・・・・・!!」
筒治の言葉に女性はどうして笑ってしまったのかを答える。
貴見済家の男性は自身の家に東北家の血が混じればかなり力を増すことができて貴身純家にとってもプラスになると進言をしていた。
しかし、本当の目的は若くてスタイルもよく美人なイタコ先生を手に入れることであり、貴身純家のことなどまるで考えていない。
むしろ自分たちの力を増そうとしていた。
女性の言葉に男性は動揺を隠そうとしながら否定する。
「それに、兄さんも調べているとは思うけど霊力に対して抵抗する力を持たない一般人に対して霊力を込めた声で話しかけて好き勝手しているらしいじゃない。そんなことをやっている人間が本家である貴身純家のことを考えているはずないって考えたら笑えてきちゃったのよ」
女性の言葉を男性は否定するが、そんなことなど気にした様子もなく女性はさらに男性の悪事を話していく。
女性の口から明かされた男性のおこないにイタコ先生は驚いた表情になり、竜は不愉快といった表情を浮かべて男性を見ていた。
「ぐ、ぐぐぐ・・・・・・」
女性によって明かされた男性の隠しておきたいこと。
それはハッキリと言ってしまうならクズと言われても仕方のない行為で、男性は悔しそうに下を向いていた。
「もしかしたら子どもの霊力が高ければこの家についている
さらに続けられた言葉に竜はチラリと自身の手を掴んでいる和服姿の少女を見る。
座敷童というのがどのような姿をしているのかは分かってはいないのだが、それでも一番可能性がありそうなのはこの少女だった。
竜の視線に女の子はニコニコと笑みを深め、にぎにぎと竜の手を掴んでいるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ