なぜかツイッターのフォロワーさんが一気に増えて困惑しております。
寝て起きたら10人増えるとか予想外過ぎました。
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保健室に着き、竜たちはお昼ご飯の準備を進めていく。
すでに保健室にはあかり、イア、オネがそろっており、それぞれのお昼ご飯の準備をしていた。
「はい。竜くんのお弁当」
「おう、いつもありがとうな」
「おっ昼ったーい!」
「今日はどんなお弁当かな」
保健室に入り、竜はマキからいつものようにお弁当を受け取る。
竜がマキからお弁当を受け取っていると、ちょうどひめとみことが保健室の中へと入ってきた。
今日はひめは勢いよく扉を開けることなく普通に保健室の扉を開けていた。
「あの、竜くん。その、少し・・・・・・いいですか?」
「うん?なんだ?」
竜がマキから受け取ったお弁当を広げていると、不意にゆかりから声がかかった。
ゆかりの様子が普段とは違い、どこか緊張した様子なことに気がついた竜は不思議に思いつつゆかりを見る。
竜に聞き返され、ゆかりはもじもじとしながら小さな箱を差し出した。
「これは・・・・・・?」
「えっと、その・・・・・・、お弁当、です」
ゆかりが差し出してきた小さな箱。
差し出された小さな箱を受け取って開いてみると、それは小さいながらもいくつかのおかずの詰められたちゃんとしたお弁当だった。
ところどころ焦げているおかずは見られるが、それでも美味しそうに見える。
「なんやて?!ゆかりさんがお弁当やと?!」
「あの料理ができなかったゆかりさんが?!」
「ふふん。ゆかりんは地道にうちで料理の練習をしていたんだよ!」
料理が苦手、というよりも基本的に家事が苦手だと知られているためにゆかりがお弁当を作ったという事実に茜と葵は驚きの表情を浮かべる。
驚いている茜と葵の姿にマキは自慢げに答えた。
マキはゆかりから料理を教えてほしいと頼まれたためにゆかりの料理の腕を把握できており、ゆかりが今日のお昼に竜にお弁当を渡すということを知っていたのでいつもよりもお弁当のサイズを小さくしていたのだ。
「えっと、それじゃあいただくよ」
「は、はい!」
ゆかりからお弁当をもらうという予想外のことに驚きつつ竜はお弁当を食べ始める。
竜がお弁当を食べ始めたのを見てゆかりは緊張した表情になってうなずいた。
「えっと、卵焼きにアスパラのベーコン巻き、それにブロッコリーか」
「ううん。簡単なおかずなんやけどゆかりさんが作っとるってだけですごいものに思えてしまうなぁ」
「本当だね。ゆかりさんが料理をできなかったのを知っているだけにビックリだよ」
ゆかりの作ったお弁当の中を確認し、茜はうなる。
料理がほとんどできなかったゆかりの作った少しだけ焦げてはいるが綺麗なおかず。
それだけで茜の目にはゆかりの作ったお弁当がすごいものに見えた。
「あむ・・・・・・。んむんむ・・・・・・」
「どう、でしょうか・・・・・・?」
お弁当箱の中から卵焼きを取り、口に運ぶ。
竜が卵焼きを食べたことにゆかりは緊張で表情を固くさせる。
「・・・・・・うん。美味いよ」
「本当ですか!」
食べた卵焼きの味をしっかりと味わい、竜は呟く。
竜の言葉にゆかりは緊張した表情から一転し、嬉しそうな表情で竜のことを見るのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ