お気に入りが減ってしまってちょっと悲しい・・・・・・
まぁ、万人受けすることはないので仕方がないことですよね。
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ウナをテーブルへと案内し、竜はメニュー表をウナへと手渡す。
ジュニアアイドルであるウナが店の中にいるということで、他のお客さんたちの視線もウナに集まっており、普段とは店内の空気が違ってしまっていた。
「おー、マジで“
「お姉ちゃん、撮影してるみたいなんだから静かにしないと」
「町の人のオススメって言っていましたね。これはこのお店も有名になってしまうのでは?」
「そうなるとこのお店にお客さんが増えてしまってなかなか入れなくなってしまうかもしれませんね」
メニューを選んでいるウナの姿を見ながら興奮した様子で茜は言う。
興奮気味の茜に対して葵は声を抑えるように注意した。
そんな茜とは対称的にゆかりとあかりはウナが“cafe Maki”に来たことによってなにが起こるのかを想像していた。
「ええっと~・・・・・・。どれも美味しそうだなぁ・・・・・・」
「あはは、どれでも好きなものを選んでもらって構わないからね」
メニュー表を見ながらうんうんと悩んでいるウナの姿を見ながらボイテレビのスタッフの1人が笑いながら言う。
悩んでいるウナの様子を見てボイテレビのスタッフたちは全員が微笑ましそうに笑みを浮かべており、その様子からこれが普段からのテレビで放送されていないカットされているやり取りなのだろうと察することができた。
「よっし!このメニューに決めた!」
ようやく注文するメニューを決めたのか、ウナは大きく声を上げてメニュー表を指さした。
ウナが注文するメニューを決めたことを聞いたボイテレビのスタッフたちは先ほどまでの笑みを浮かべていた表情からまじめな表情に切り替わって撮影の準備を始めていく。
そして、撮影を始める準備を終えたボイテレビのスタッフは手を上げて竜を呼んだ。
「ええと、注文が決まりましたか?」
「はい。えっと、この店長オススメの紅茶と“cafe Maki”スペシャルっていうケーキを!」
ボイテレビのスタッフに呼ばれた竜がウナになにを注文するのか尋ねると、ウナは目をキラキラとさせてメニュー表を指さしながら注文するものを答えた。
ウナが選んだのはそのメニューの名前通り店長であるマキの父親がオススメする紅茶と、最近追加された“cafe Maki”特性のケーキだ。
「店長オススメの紅茶と“cafe Maki”スペシャルですね。料理をお持ちしますのでしばらくお待ちください」
「はーい!」
ウナが注文したメニューをもう一度繰り返して確認し、竜はキッチンへと注文したものを書いた伝票を運んでいく。
竜の言葉にウナは元気よく返事をするのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ