エペのランクマでゴールドにいったし、今回はダイヤまで行きたいなぁ。
まぁ、プラチナすら踏めていないからまだ夢のまた夢なんですけどね。
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注文された店長オススメの紅茶と“cafe Maki”スペシャルを竜はトレイに乗せ、ウナの待つテーブルに運んでいく。
今日の店長オススメの紅茶はダージリンとなっており、“cafe Maki”スペシャルと一緒に飲んで楽しめるような味となっている。
「お待たせしました。店長オススメの紅茶と“cafe Maki”スペシャルです。紅茶の方はダージリンとなっていて、個別で飲んでも美味しいですが“cafe Maki”スペシャルと合わせて飲んでも美味しさを楽しめるようになっております」
「おー!とっても美味しそうだ!」
竜の運んできた店長のオススメの紅茶と“cafe Maki”スペシャルを見てウナはキラキラと目を光らせながら言う。
その表情は年相応の小学生の少女のもので、とても微笑ましいものとなっていた。
「あ、すみません、店員さん。お話をうかがいたいので少しだけ待っていてもらうことって可能ですか?」
「私ですか?えーっと・・・・・・」
ボイテレビのスタッフの言葉に竜はどうしたらいいのか困ったように少し離れた位置で働いていたマキを見た。
竜に見られていることに気がついたマキは少しだけキョトンとした表情を浮かべると、店の中を見渡してコクリとうなずき返す。
マキがうなずいたことからウナのテーブルのところで待っていても問題はないと分かったため、撮影のために待つことを決めた。
まぁ、撮影でテレビに映るということは2度目なのでまだそこまで慣れておらず、やや緊張で表情がややぎこちなくなってしまっているのは仕方がないことだろう。
「わぁ、この紅茶美味しい!お砂糖を入れなくても全然飲めるよ!」
「このお店の店長の淹れる飲み物はどれも美味しいですから。砂糖を入れなくても美味しく飲むことができるんですよ」
店長オススメの紅茶を口に運び、ウナは驚いた表情になって竜と手に持っている紅茶を交互に見る。
驚いているウナの様子に竜は笑みを浮かべつつ、紅茶に砂糖を入れなくても美味しく飲める理由を答えた。
まぁ、理由とは言えないような言葉だったのだが、そのことにウナが気付いている様子はなかった。
「あー、む・・・・・・。んーっ!!」
“cafe Maki”スペシャルを口に運び、ウナはじたばたと足を動かしながら声を上げる。
ウナのその様子から“cafe Naki”スペシャルのケーキがとても美味しかったのだろうということがうかがえた。
そんなウナの様子にボイテレビのスタッフだけでなく店の中にいる全員が微笑ましそうに笑みを浮かべるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ