今日は久々に布団を干せたからもこもこの布団で寝ることができるなぁ。
梅雨の時期は雨が多くていろいろと大変ですよねぇ・・・・・・
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ウナのショートケーキやボイテレビのスタッフたちの注文したメニューも運び終わり、竜は空いているテーブルの片づけを始める。
ジュニアアイドルであるウナ────つまりは“UNA”がいるということでいろいろな野次馬が現れるのではないかと思うかもしれないが、その辺りはキチンとシャットアウトして待っているお客さんが入れるようにあまり長居しないようにしているため問題はないのだ。
竜がテーブルを片づけていると、ボイテレビスタッフたちの総責任者らしきスタッフが近づいてきた。
「すみません。今日は事前に連絡もせずにいきなり取材になんて来てしまって・・・・・・」
「いえいえ、それに許可を出したのはここの店長ですから」
総責任者らしきスタッフはそう言って竜に頭を下げる。
アポイントメントもなしに突発的に取材をするというのは取材を受けるお店的にかなり迷惑なことであり、テレビ局としては必ずやらなければいけないことなのだ。
まぁ、今回は“cafe Maki”の店長であるマキの父親がとくに気にしていなかったので問題はなかったのだが、普通のお店であればアポイントメントを取らずに取材に行くのはやめておいた方が良いだろう。
「それもそうなんですが、店長さんに聞いていただけたのは店員さんのおかげですから。お店によっては門前払いで取材することができないこともありましたので」
「まぁ、そういうことでしたら・・・・・・」
竜の言葉に総責任者らしきスタッフはうなずきつつ頭を下げる。
総責任者らしきスタッフの言葉を聞き、竜は素直に総責任者らしきスタッフからの言葉を受け取るのだった。
「ええと、とりあえず休憩の時間も終わりましたのでお会計をお願いしたいのですが」
「あ、会計ですね。分かりました」
竜に頭を下げた総責任者らしきスタッフそう言って伝票を竜に差し出す。
どうやらボイテレビのスタッフたちの休憩時間がもうすぐ終わるようで竜の前にはいくつかの伝票が差し出されていた。
総責任者らしきスタッフからすべての伝票を受け取った竜はそのままレジへと移動してレジの操作を始めた。
「頼んだコーヒー、かなり美味しかったわ」
「ショートケーキも最高だったわ」
「これはオフのときに来てもいいかもしれないわねぇ」
注文したメニューの感想や“cafe Maki”のお店の雰囲気を口々に言いながらボイテレビのスタッフたちはお金を払って店の外へと出ていった。
一言程度の会話だったのだが、それでもかなりの人数がいたボイテレビのスタッフたちに竜はやや疲れた表情になってしまう。
「お兄ちゃん、大丈夫か?」
「ああ、ウナか。大丈夫だよ」
竜が疲れた表情になっていることに気がついたのか、ウナが心配そうに尋ねる。
ウナの言葉に竜はひらひらと手を振って答えるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ