時間ギリギリに書き終わり!!
本当に危なかったぁ・・・・・・
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ボイテレビのスタッフたちとウナが“cafe Maki”から去り、“cafe Maki”に落ち着きが戻ってくる。
────はずもなく、ジュニアアイドルである“UNA”が来たという事実に“cafe Maki”にいるお客さんたちは興奮気味に話をしていた。
「まさか“UNA”ちゃんが来るなんてな!」
「ああ!テレビで見るよりも可愛かったな!」
「やっぱり小学生なだけあって小さかったわね」
「ええ、守ってあげたくなる可愛さだったわ」
ジュニアアイドル────まぁ、分かりやすく言えば小学生のことをここまで興奮した様子で話しているおそらくは成人しているであろうお客さんたち。
小学生が対象ということなのでロリコンではなくアリス・コンプレックスという奴だろう。
ちなみにロリコンなどが幼い女の子に性的な興奮をおぼえる人というイメージがあるかもしれないが、ロリコンなどの言葉にそういった意味はなく。
10歳以下の子どもに対して性的な興奮をおぼえる人を指す言葉はペドフィリアなので間違えないでおいてもらいたい。
「接客お疲れさんや」
「テレビ局の人たちが多かったから忙しそうだったよね」
「ああ、茜たちも帰るのか?」
「はい。けっこう時間も経っていますからね」
レジ打ちをしていた竜のもとに茜たちがやってくる。
すでに外の景色はオレンジ色に染まってきており、もうすぐ暗くなるのではないかという時間になっていた。
竜の言葉に茜たちはうなずいて答える。
そして、茜たちは自分たちが注文したメニューの代金を払って帰っていった。
◇ ◇ ◇
時間は進み、竜はいつものように弦巻家で晩ご飯をいただいていた。
今日の晩ご飯はとんかつで、衣はサクサク、噛めば肉汁がじゅわりとあふれてくるほどの素晴らしいとんかつだった。
マキの作ったとんかつはついなにも好評で、ついなも夢中になって食べていた。
「はふぅ、めっちゃ美味しかったなぁ」
「ああ、いつものことながらとても美味しい晩ご飯だったな」
「えへへ~、そう言ってもらえると照れるな~」
竜の頭の上でポンポンとお腹を叩きながら満足そうに呟くついなの言葉を肯定するように竜も言う。
ついなの言葉はマキには聞こえていないが、竜の言葉にマキは嬉しそうに照れた様子で頬を掻いていた。
「というか本当に改めて思うけど、こんだけ美味しいマキの料理を普通に食べさせてもらえるってかなりの幸せ者だよなぁ」
「せやねぇ。普通にお金を払えるレベルの旨さやもんなぁ」
先ほど食べたとんかつ、さらにはいつも作ってもらっているお弁当の味を思い出しながら竜はしみじみと呟く。
マキの作ってくれている料理はお弁当も含めてどれもかなりの美味しさで、それをいつも作ってもらっているというのは実に幸せなことだと竜は考えており、お弁当の材料費として渡しているお金ももっと渡しても良いのではないかと竜は考えている。
しかし、いま渡しているお金でさえマキはあまり受け取りたがってはいないので、金額を無理に上げて渡すこともできないのだ。
そんな風にしみじみと呟く竜の言葉にマキは顔を赤くし、マキの両親は微笑ましいものを見るように竜とマキを見るのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ