とりあえずヤンデレエンドを書く場合の人数等をタイトルだけ書いたら10個もありました。
しかもボイスロイドキャラはかなりの人数がががが・・・・・・
誰を書くにしても簡単な流れだけ先に書いてまとめておくことにします。
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竜の宿題が宿題として機能していないやり方に一悶着はあったものの、茜も宿題をやろうと言う意識は少しだけ強くなったらしい。
それから会話を楽しんでいると担任のアイ先生が来たので全員が自分の机に移動した。
「全員出席しているな昨日の夕方辺りからうちの生徒に話しかけてくる人間がいたらしい。そこそこの人数が話しかけられたらしいからお前たちも気をつけておけ。これでホームルームを終わりにする」
出席確認と注意事項の連絡を終えてアイ先生は教室から出ていった。
アイ先生の言った不審者の情報に教室の中がザワザワと軽くざわつく。
最初の授業の準備を終えた竜は周囲の声に耳を傾ける。
「ほんとほんと、俺、話しかけられたんだって」
「嘘だぁ」
「どんなことを話しかけられたんだろうね?」
「パンツの色とか?」
「それはホントにヤバイでしょ」
アイ先生の話していた不審者に話しかけられたと言う者。
不審者がどんなことを聞いてきたのかが気になる者。
聞こえてきた声は様々で、竜はそれだけで少し疲れてしまった。
そして、教室内のざわつきは最初の授業の教師が来るまで収まることはなかった。
◇ ◇ ◇
アイ先生の注意事項でざわついた以外、とくに変わったこともなく昼休みになった。
昼食のために机を動かす者。
学食に仲の良い友人と向かう者。
購買で昼食を買うために2階の窓から飛び降りる者。
そのあとを追うために飛び降りるが財布を忘れて友人に頭部に投げつけられて倒れる者。
等々、様々な生徒が昼食の準備を始めていた。
「失礼します!」
ガラリ、と教室の扉が開き、1人の女子生徒が現れた。
今さらではあるが、竜たちの着ている制服は学年毎に色があり、2年生である竜たちは黄色。
3年生は青色、そして1年生は赤色のネクタイやリボンを着けることが決められていた。
そして現れた女子生徒のリボンは赤色。
つまりは1年生だ。
女子生徒は教室の中をぐるりと見回して竜の姿を見つけると、嬉しそうに竜のもとへと駆け寄っていった。
「どうもこんにちはです!」
「お、おう?えっと、君は・・・・・・?」
女子生徒の元気な言葉に竜はたじろぎつつ応える。
竜からすれば見知らぬ女子生徒に話しかけられたので、どうすればいいか分からないといったところか。
困惑しながら竜は女子生徒の名前を尋ねる。
「昨日ぶりです!先輩!」
「昨日・・・・・・?・・・・・・ああ、教室に戻るときにぶつかった子か」
「はい!」
女子生徒の言葉に竜は少しだけ考え込み、昨日ぶつかった女子生徒だということに気がついた。
竜が気がついたことが嬉しいのか、女子生徒は敬礼するかのように手を当てて嬉しそうに笑顔を見せた。
「改めまして自己紹介を!
「元気だな。俺は公住 竜だ。好きに呼んでくれて構わない」
元気に自己紹介をする女子生徒────紲星あかりに竜は笑いかけながら応えた。
そんな2人の姿を遠巻きに茜、葵、ゆかり、マキの4人はどこか含みのある目で見ている。
「ゆかりさんに続いてまた竜くんに関わる女の子が・・・・・・」
「昨日の今日で違う女の子が来るとは予想できひんかったわ・・・・・・」
「年下なのに胸が・・・・・・」
「紲星って言うと、1年生に入学したっていう“紲星グループ”の令嬢さんかな?」
昨日のお昼にはゆかり。
そして今日はあかり。
2日連続での出来事にクラスに残っているクラスメイトたちもかなり不思議そうに竜のことを見ていた。
「それで何のようで来たんだ?」
「えっとですね。一緒にお弁当、食べてもいいですか?」
竜の言葉にあかりはどこからか巨大な重箱を取り出しながら聞いてきた。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ