夜も気温が上がってきて寝苦しくなり始めてきましたねぇ。
といってもまだまだ寝やすい方ですが。
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オネに肩を掴まれた竜は困惑した表情になりながらオネの顔を見る。
竜の肩を掴んでいるオネの表情はどこか困ったような表情になっていた。
「えっと、いきなりどうしたんだ?二人一組を組むのなら自分のクラスのクラスメイトと組めばいいんじゃ・・・・・・」
「それができないから竜くんにお願いしてるのよ!」
竜の言葉にオネは竜の肩をがくがくと揺らしながら答える。
どうやらオネには自分のクラスのクラスメイトと二人一組になれない理由があるようだ。
オネによって肩を掴まれてがくがくと揺らされていた竜は気づいていなかったが、オネのクラスのクラスメイトたちはジッと肩を掴まれて体を揺らされている竜のことを見ていた
「ちょ、ちょちょちょちょい?!いきなりどうしたんや?!」
「けっこうな勢いできたよね?」
「二人一組を組んでほしいと言っていましたけどどうしてなんでしょうかね?」
「そういえば前にクラスメイトたちとの関わり方に悩んでいるとか言ってなかったっけ?」
オネがいきなり現れて竜に二人一組を組んでほしいと言ったことによって思わず固まってしまっていた茜が再起動する。
そして、いきなり現れて二人一組を組んでほしいと竜に言い、現在進行形で竜の肩を思い切りがくがくと揺らすオネの姿に茜は思わずツッコミを入れた。
茜のツッコミによって茜と同じように固まってしまっていた葵たちも再起動し、どうしてオネがそのようなことを言い始めたのかを考え始めた。
「お、落ち着けって」
「ッス―・・・・・・。・・・・・・ごめんなさい、焦りすぎてしまったわね」
オネによってがくがくと体を揺らされながら竜はオネに落ち着くように言う。
竜の言葉を聞いたからなのか、はたまた竜の体を揺らすことによって多少は落ち着くことができたのか。
オネは小さく深呼吸をして竜に謝った。
「それで?改めてもう一回聞くけどなんで俺と二人一組を組もうと思ったんだ?」
「あー、えっとー、そのー、ね?」
オネが落ち着いたことによってキチンと話が聞けると思い、竜は改めてどうして二人一組を自分と組もうとしたのかを尋ねる。
竜の言葉にオネは言い淀み、最終的にはなにか同意を求めるように竜に向かって言う。
しかし、同意を求められてもそれがどういう意味の同意なのかまったく分からないため、竜はただ首をかしげることしかできなかった。
「ね?と言われてもまったく分からないんだが・・・・・・」
「なぁなぁ、どうして竜と組もうと思ったんや?」
オネの様子に竜が首をかしげていると少し離れたところにいた茜たちが近づいてきた。
茜に尋ねられ、オネはなにやら恥ずかしそうな表情を浮かべる。
「その・・・・・・、クラスメイトとほとんど話したことがないから、それなら保健室でけっこう話している竜くんと組めないかなぁって思ったのよ・・・・・・」
「それなら別に茜たちでもよかったんじゃないか?」
恥ずかしそうにしながらオネはどうして竜と二人一組を組もうとしたのかを答える。
そんなオネの言葉に竜はどうして異性である自分に声をかけたのかが気になり、さらに続けて尋ねた。
「あ、それはぐうぜん目についたのが竜くんで、早く組まなきゃって思っちゃって・・・・・・」
「なるほど。焦って視野が狭くなってたのね」
オネの答えにどうして自分が選ばれたのかを理解した竜は納得したようにうなずくのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ