変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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少し遅れてしまいました・・・・・・





第460話

 

 

 

 

 竜がオネとサーブの練習をするために打ち合っていたころ。

 茜、葵、ゆかり、マキの4人は試合用のコートでダブルスをおこなっていた。

 

 

「せーっの!」

 

 

 スパンっと軽快な音を立ててマキの放ったサーブは茜、葵チームのコートに向かって飛んでいく。

 竜が放つような力任せのサーブではなく、キチンと加減の出来ているマキのサーブはキレイに茜、葵チームのコートに落ちる。

 

 

「葵ー」

「分かってる、よっ!」

 

 

 コートの前衛を務めていた茜は短く葵の名前を呼ぶ。

 茜の呼びかけに葵も同じく短く返事をし、それと同時にパコンっという軽快な音を立ててテニスボールがゆかり、マキチームのコートへと打ち返されていった。

 

 

「その打ち返しは甘いです、よっ!」

「なぁっ?!」

 

 

 葵の打ち返したテニスボールにゆかりは遅れることなく追いつき、素早く打ち返す。

 ゆかりの打ち返したテニスボールは茜の目の前に落ちる。

 それを茜は打ち返そうとするのだが、茜の予想していたよりも強い回転がかけられていたテニスボールは通常の跳ね方とは違う跳ね方をして茜を驚かせた。

 

 

「ふふふ、油断していましたね?んんっ・・・・・・、まだまだだね」

「くっ・・・・・・、ゆかりさんがまさかツイストサーブを習得してるとは思わんかったわ・・・・・・」

 

 

 ゆかりの放った打球の跳ね返り方からゆかりが打ったのが漫画で使われていた打ち方の「ツイストサーブ」だと茜は判断して悔しそうにする。

 ちなみに、「ツイストサーブ」はその名前の通りサーブで使われる技のことを指しているため、葵の打ったテニスボールをゆかりが打ち返したのは厳密には「ツイストサーブ」ではないのだが、結局はアニメや漫画の物真似なのでそこまで気にしなくても良いだろう。

 

 

「そんならこっちもアレを見せてやるんや!」

「え、アレって何?!」

 

 

 サーブをするためにテニスボール持っていた葵は茜の言葉に思わず声を上げる。

 まぁ、茜はそう言っているが葵からすればそんなネタ的なものは持っていないので、たまったものではないのだが。

 

 

「ほれ。「ブーメランスネイク」とかあるやん?」

「ボクはあんな異次元的なテニスはできないから!」

「できないんですか?!「波動球」とかあるじゃないですか!」

「ゆかりん、普通の人はあんなテニヌはできないと思うよ?」

 

 

 茜の挙げた「ブーメランスネイク」というのもアニメや漫画に出てくる技のことであり、普通に考えてできるはずのない技である。

 葵の言葉にゆかりも驚いて反応をする。

 

 そんな茜とゆかりの反応に葵とマキは呆れたように溜息を吐くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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