眠気がすごい・・・・・・
というか体育の授業をそろそろ終わらせたいですねぇ
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茜、葵、ゆかり、マキの4人が超異次元的なテニス漫画の真似をしながら試合をやっていたころ。
────まぁ、やっていたと言っても真似をしているのは主に茜とゆかりの2人だけで、葵とマキは普通に試合をしていたのだが。
サーブの練習をしていた竜とオネのもとに男子生徒が2人近づいてきた。
2人の男子生徒の姿に竜は見覚えがないため、オネのクラスメイトで間違いはないだろう。
「やあ、オネさん」
「僕たちちょっと暇になっているんだ。よかったら試合をしないかい?」
「あ、ええっと、同じクラスの田中くんと佐藤くんだったかしら。私は別に構わないけれど・・・・・・」
2人の男子生徒、田中と佐藤はオネだけを見ながら言う。
2人の言葉にオネはチラリと竜を見ながら言葉を濁す。
竜はまだ上手くサーブを打つことができず、試合をするにはまだ不安が残っているのだ。
オネの視線に竜はラケットを軽く上げることによって応える。
竜が応えたのを確認したオネはうなずいて田中と佐藤を見た。
「試合をするのは大丈夫よ。でも竜くんが慣れていないから手加減をお願いね?」
「それはもちろんさ」
「ちょうど試合用のコートも空いたみたいだしあっちに行こうか」
オネの言葉に田中と佐藤は嬉しそうにうなずき、ちょうどよく空いた試合用のコートをラケットで指し示す。
そして、竜たちは試合用のコートへと向かって行った。
「さーて、それじゃあ始めよう、か!」
「うおっ?!」
そう言いながら田中の打ったサーブは勢いよく竜に向かって飛んでいき、竜の目の前でコートに落ちてバウンドしていった。
目の前まで勢いよく飛んできていたテニスボールが自分の目の前でバンドしたことに驚いてしまった竜は飛んできたテニスボールを打ち返すことができず、大げさに避けてしまう。
「あっぶねぇ」
「ちっ・・・・・・。いやあ、ごめんごめん。ちょっと勢い良く打ち過ぎてしまったかな」
自分のすぐ近くをテニスボールが通り過ぎていったことに驚いていた竜は、上手くテニスボールを避けることができたことに対してホッと息を吐く。
安堵の息を吐いていた竜の姿を見て田中と佐藤は小さく舌打ちをし、なにごともなかったかのように次のテニスボールを手に取った。
「今度こそ!」
「っと、危ないわね!」
先ほどと同じように田中が竜に向けてサーブをする。
しかし、先ほどと違う点が1つだけあった。
それは竜に向かって飛んできたテニスボールをオネが危なげなく相手コートへと打ち返していたことだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ