気温も上がってきたから冷たいお茶を飲んで体を冷ましたいですねぇ。
6月でこの暑さだから7月、8月がちょっと怖いですね。
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ついなが用意した面白いもの。
それは冷たい水で出した冷たい緑茶だった。
ついなの言葉を証明する要因として、ついなが持ってきたコップには水滴がついている。
ちなみにこの水滴は、コップの中に冷たい飲み物が入ることによって周囲の空気が冷やされ、暖かい空気から冷たい空気になったことによって空気中に含まれる水蒸気の量が変化し、その変化によって生じた水蒸気がコップに集まることによってできている。
そのため、空気が乾燥している地域や季節なんかは冷たい飲み物をコップに入れたとしてもコップに水滴はほとんどつかないのだ。
「おー、めっちゃ冷たい。にしても氷で緑茶を出すなんてできるのか?色とかはたしかに緑茶だけど・・・・・・」
「ふふーん、その辺りは心配せんでも大丈夫や。お茶っ葉をなぁ、パックに入れて容器に入れて水を入れて冷蔵庫で寝かせておくだけで簡単にできるんや」
ついなから受け取ったコップの冷たさに竜は感心しつつ、興味深そうにコップの中身を見る。
コップの中にはたしかに緑茶の色である緑色の液体が入っており、ほのかに緑茶の香りもしてきた。
竜の言葉についなは腰に手を当てて自慢げに答える。
冷たいお茶の作り方は意外と簡単で、ものさえ用意できればどの家庭でも簡単に作れるようなものだった。
ついなの言葉を聞きつつ竜はコップを傾けて冷たいお茶を口に運ぶ。
「ん、美味いな。それに冷たいからどこかスッキリとする」
「そうやろ?そんでこっちがお茶うけの和菓子やでー」
竜の言葉についなは嬉しそうに笑みを浮かべ、お茶うけの和菓子を出す。
ついなが出したお茶うけ。
それは一口サイズに切られた赤みを帯びた濃い茶色の物体、羊羹だった。
羊羹にはつまようじが刺さっており、竜はそれを摘まんで羊羹を口に運んだ。
「んむんむ・・・・・・、ん?なんかいつも食べている羊羹よりも甘いような・・・・・・?」
「お、正解や。冷たいお茶のときはなぁ、いつもよりも味が濃いものの方が合うんやで?」
羊羹を口に運び、その甘さを堪能していた竜は羊羹の味がいつもよりも濃いものだということに気がつく。
竜が羊羹の味が違うことに気がついたことに気がつき、ついなは嬉しそうに答える。
冷たい飲み物を飲んだ時、口の中が冷やされることによって感覚がやや鈍くなる。
そのため、普段の温かいお茶を飲んでいるときよりも味を濃い目にしてあるお茶うけが必要となるのだ。
ちなみにこの羊羹はついなが自作したものであり、どこにも売られていない非売品のレアものである。
しかもついなが自作したものということでそんじょそこらの市販品とはわけが違うレベルの美味しさの羊羹となっているのだ。
ほかにもついなは和菓子系のものを作ることができるため、地味に竜は和菓子に関して舌が肥えている状態になっていた。
ついなの言葉に竜はなるほどと感心しつつ、冷たいお茶と美味しい羊羹を食べるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ