誰にどんな水着を着せようかなぁ
悩みどころです。
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あかりが連れてきてくれたお店の中を竜たちは自由に見ていく。
お店の中には様々な服が展示されており、あかりたちは思い思いに店の中を歩いていた。
「えっと、とりあえず水着を見てみるか」
「ちゅうても男物の水着なんてそこまで種類はなさそうやけどねぇ」
男性ものの服が置いてある場所へ向かいながら竜は呟く。
竜と一緒に歩きながらついなは女性ものの服と比べて種類の少ない男性ものの服について言った。
おしゃれなどの理由からか、男性ものよりも女性ものの方が服の種類は多く、それは水着にも言えるのだ。
「まぁ、基本的な水着の形はそこまで違いはないしな。ついなはなにか水着とかは見ないのか?」
「うち?せやねぇ・・・・・・。あ、これとか良さそうや」
歩きながら竜はついなも水着を選ばないのかを尋ねる。
竜の言葉についなはキョロキョロと周囲に置いてある水着を見た。
そして、いくつかの水着を見ていたついなは1つの水着を手に取った。
「これなら動きやすそうやね!」
「ぶふぅっ?!」
手に取った水着をじっくりと見ていたついなの服が光ったと思った瞬間、ついなの服がついなの持っている水着とまったく同じものに変化した。
ついなの着ている服が水着に変化したことに竜は驚き、思わず吹き出してしまう。
ついなが手に取った水着。
それは普通の水着よりも布の面積が小さいもので、動きやすいことは動きやすいかもしれないが着ようと思う人間はほとんどいないのではないかと思えるもの────
────マイクロビキニだった。
まぁ、目の前でいきなり女の子がマイクロビキニ姿になってしまえば誰でも驚くのは当然なので、竜の反応も仕方がないだろう。
「ちょ、ま、とりあえず元の服に戻ってくれ・・・・・・!」
「よく分からんけど分かったわ」
ついなの姿は基本的には一般人には見えないのだが、いまここにはついなの姿が見えるイタコ先生、ずん子、きりたんの3人がいる。
3人についなの姿が見えないように気をつけながら竜はついなに元の服装に戻るように言う。
竜の言葉についなは不思議そうにしつつ、元の服装へと戻った。
「・・・・・・ふぅ。とりあえずさっきの水着はやめておいてくれ」
「動きやすそうやったんやけどなぁ・・・・・・」
ついなが元の服装に戻ったことを確認した竜はホッと息を吐く。
そして、竜はついなにさすがにマイクロビキニは止めておくように言った。
竜の言葉にうなずきつつ、ついなは少しだけ残念そうにするのだった。
「とりあえず俺は・・・・・・、この水着かなぁ」
そう言って竜は目の前にあった水着を手に取った。
竜が手に取った水着はシンプルなもので、とくに変わったところもない普通の水着だった。
「あ、竜先輩。ちょっと来てくれませんか?」
「うん?まぁ、良いけど・・・・・・」
竜が水着を選んだのと同時にあかりが現れ、竜の手を引く。
あかりの言葉に竜はうなずき、手を引かれるままに連れていかれるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ