さーて、まずはあかりの水着ですかねー。
ついな?
ついなは竜がマイクロビキニを却下しましたので。
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あかりに手を引かれ、竜は試着室の前に連れていかれる。
試着室の前に連れてこられた竜はこれからなにが起こるのかをなんとなく察し、表情をこわばらせた。
「えーっ・・・・・・と。もしかしてとは思うけど・・・・・・」
「はい。ちょっと気になる水着がいくつかあるので竜先輩の意見を聞きたいと思いまして!」
まさかと思いつつ竜があかりに尋ねると、あかりはうなずいて水着を選ぶのを手伝ってほしいと答えた。
あかりの答えに竜は思わず苦笑を浮かべてしまう。
「それでは着替えてくるので少し待っていてくださいね!」
「お、おう・・・・・・」
そう言ってあかりは試着室の中へと入っていく。
意見を聞きたいと言われた以上は離れるわけにはいかないので、竜はがくりと肩を落としながら待つのだった。
「ご主人も大変やねぇ・・・・・・」
「ああ・・・・・・。正直、女性の水着とか分からないんだけどなぁ・・・・・・」
竜の選んでいた水着を手に持って竜とあかりの後をついてきていたついなは肩を落としている竜に声をかける。
ついなの言葉に竜はため息交じりに答えた。
竜からすれば女性ものの良し悪しなどは分かるはずもなく。
また、女性がどういったものを好んでいるのかなどもよく分かっていない。
そのため、あかりに意見を聞きたいと言われてもなにを答えればいいのかがいまいち分からないのだ。
「まぁ、あかりとしてはご主人に似合うかどうかを答えてほしいだけやと思うし、そんなに気負わなくてもええちゃう?」
「そうは言ってもなぁ・・・・・・」
そこまで気負う必要はないと言うついなの言葉に竜は困り顔になりながら顔を上げる。
女性同士であれば普通に言えるようなことでも男性が言ったことによってその言葉にお意味が違って捉えられるかもしれない。
現実と
まぁ、いくら
それはつまり現実にありえてもおかしくはない事象でもあると言えるので、竜の心配も杞憂であると完全に断言することはできないのではないだろうか。
人が想像することができることはいずれ、もしかしたら実現する可能性があるもの。
そう考えれば
竜とついなが話していると、あかりが入っていった試着室のカーテンが開き、中からあかりが姿を現した。
「えへへ、どうでしょうか?」
試着室の中から出てきたあかりが着ていたのはオレンジ色の水着だった。
腰の部分にはスカートのような布がついており、胸の部分には白い星のマークが大きく描かれている水着をあかりはやや恥ずかしそうにしながら竜に見せていた。
普段の制服姿からでも想像することのできていたあかりのスタイルの良さに竜は思わず顔をを赤くしてしまう。
「に、似合っていると、思うぞ・・・・・・」
「あ、ありがとうございます・・・・・・」
顔を赤くしながら言う竜の言葉にあかりも同じように顔を赤くしながら答えることしかできなかった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ