順番に水着を出していかないとなぁ
それぞれの水着のイメージを探すのがちょっと大変です。
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茜、葵、ゆかり、マキが試着室に入っていったあと、あかりも次の水着に着替えるために試着室の中へと入っていった。
経験がある人なら分かると思うが、試着室の前で待つというのは意外と周囲からの視線が気になってしまうものだ。
いま、この店自体はあかりが貸し切りの状態にしているのだが、それでも店員の人たちの視線があるので、竜は地味に緊張をしていた。
「よっし、・・・・・・まずはうちからいくでー」
「おー、茜はピンクと黒系の水着なんだな?」
試着室に茜たちが入っていってからしばらくして、試着室の中から茜の声が聞こえてきた。
どうやら最初に水着を見せるのは茜のようだ。
そして、試着室の中から水着姿の茜が出てくる。
茜が着て出てきた水着は、胸のあたりから膝裏辺りまで羽衣のように薄い布が着けられており、その布の中にはやや茶色よりの黒い水着が隠れている水着だった。
羽衣のような部分は薄いピンクのグラデーションになっており、それこそまるで天女のようにも見える。
「ど、どうや!」
「うん。似合ってると思うぞ。なんていうか茜らしい活発な雰囲気を感じるな」
やや恥ずかしそうに頬を赤くしながら茜は竜に見せつけつように胸を張る。
そんな茜の言葉に竜はうなずきながら水着の感想を言う。
あかりの水着姿を見たときは恥ずかしそうにしていたのに、なぜ茜のときは普通に答えられたのか不思議に思うかもしれないが、これは単純に茜よりも前にあかりの水着姿を見たことによって少しだけ耐性が付いていたのだ。
竜の言葉に茜は恥ずかしそうにしながらも、嬉しそうに頬を緩めた。
「えへへー、あんがとなー。そんなら次は葵やでー」
「う、うん!」
嬉しそうにしていた茜は試着室の方へと顔を向けると、次に出てくる人物、葵の名前を呼んだ。
茜に呼ばれ、試着室の中から水着姿の葵が現れる。
葵が着ている水着は茜が着ている水着とほぼ同じもので、違いと言えば茜の着ている水着がピンクと黒色なのに対して、葵の水着は水色と青色のものとなっていた。
「えっと、どうかな・・・・・・?」
「似合ってるよ。茜の水着と同じやつか?でも色が変わるとなんていうか落ち着いた感じになるんだな」
先ほどの茜よりも恥ずかしそうにモジモジとしながら葵は竜に尋ねる。
茜と葵が着ている水着は同じもののはずなのだが、水着の色が変わるだけでその印象はがらりと変わっていた。
竜の言葉に葵は嬉しそうに笑みを浮かべる。
そして、茜と葵は試着室の中へと戻っていった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ