変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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これで食事も終わったし、次のシーンに移動しますねー

ここまで同じシーンに時間がかかるとはなぁ







第502話

 

 

 

 

 サービスのお茶も飲み終わり、竜たちはお店から出てお店の前に立つ。

 美味しい料理を食べられたことによって竜たちの表情はとても満足そうにゆるんでいた。

 

 

「いやぁ、とても美味しかったですね」

「ですね。それに漫画で見て食べたいものを食べられたのも嬉しかったですね」

「ああいうのを食べたいっちゅうのは夢やったしねぇ」

「本当の味がどんな感じなのかは分からないけどとても美味しかったね」

 

 

 お店から出て竜たちが話しているのはお店で食べた特別な料理のこと。

 特別な料理はどれもアニメや漫画で見たことのある料理ばかりで、それらのアニメや漫画を見たことがある人であれば一度は食べてみたいと思ったものばかりだった。

 さすがに本当の味がどんなものなのかを確認するすべはないのだが、それでも満足できるくらいに美味しい料理だったのだ。

 

 お店の前で竜たちが話していると、店長である十二夫が見送りのためなのかお店の中から現れた。

 

 

「本日はご来店いただきありがとうございました。ご満足いただけましたでしょうか?」

「大満足でした!」

「あんなに美味しい料理が食べられてよかったですよ」

 

 

 ニコリとほほ笑みかけながら十二夫は頭を下げる。

 十二夫の言葉に竜たちも笑みを浮かべて料理の感想を言いながら答えた。

 

 竜たちが話していると、竜たちの近くにあかりの家の使用人が運転する車が近づいてきた。

 

 

「っと、来ましたね。それでは、ごちそうさまでした。とても美味しかったですよ」

「ありがとうございます。またのご来店をお待ちしていますね」

 

 

 車が来たことに気がついたあかりは十二夫に頭を下げて車に乗っていく。

 車に乗ったあかりに続くように茜たちも車に乗っていった。

 

 

「店長さん、店長さん」

「はい。どうかしましたか?」

 

 

 あかりたちが車に乗り、残るは竜だけとなったとき、竜は車に乗り込まずに十二夫に声をかけた。

 竜に声をかけられ、十二夫は不思議そうにしながら尋ね返す。

 

 十二夫が自分のことを見たことを確認した竜は自分の額にまっすぐに伸ばした人差し指と中指を当てる。

 竜のそのポーズから竜が言いたいことを理解したのか、十二夫も同じようなポーズをとる。

 

 

「「アリーヴェデルチ!(さよならだ)」」

 

 

 竜と十二夫の2人がそろって言ったのはイタリア語で別れの挨拶を示す言葉。

 この言葉はジョジョの奇妙な冒険の第5部に出てくる“ブローノ・ブチャラティ”の決め台詞の1つであり、イタリア語は知らなくてもこの言葉を聞いたことがあるという人はいるのではないだろうか。

 

 竜と十二夫の2人はお互いに言いたいセリフを言えて満足したのか笑みを浮かべる。

 そして、竜が車に乗ると車は走り始める、走り去っていく車に向けて十二夫は手を振りながら見送るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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