変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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とりあえずもうすぐ海回が書けるかなぁ。

どんな内容になるかは未定ですが・・・・・・






第504話

 

 

 

 

 竜たちがあかりの家の使用人が運転する車に乗って東京に買い物に行った次の週。

 竜は飲み物を買うために自販機へと向かっていた。

 

 

「なぁなぁ、やっぱりあんときの水着が一番動きやすいんやけどー・・・・・・」

「絶対にダメ」

 

 

 ついなの言うあのときの水着というのは、ついなが東京の店で試着をした水着、マイクロビキニのことを指している。

 たしかにマイクロビキニは隠しておかなければいけない部分だけを隠しているだけで余計なものはなにもない水着で動きやすいのかもしれない。

 しかし、余計なものがなにもない・・・・・・、というよりもなにもなさすぎるため、その水着を着た場合かなりセンシティブな見た目になってしまうのだ。

 

 それが分かっているために竜はついながマイクロビキニを着ようとしているのを却下しているのだ。

 九十九神であるついなの姿は見えないのではないかと思うかもしれないが、あかりたちと海に行く際にはイタコ先生やずん子、きりたんなどのついなが見える人間が一緒に行くため、ついながそんな恰好をしていては自分の趣味だと思われてしまう可能性がある。

 そのため、竜からしてみればついなには絶対にまともな水着の格好になってもらわなければ困るのだ。

 

 

「お前が公住か」

「・・・・・・えーっと、どちらさんで?」

 

 

 自販機へと向かいながらついなと喋っていた竜は不意に目の前をふさがれ、めんどくさそうにしながら尋ねる。

 竜の目の前に立ちふさがったのは竜よりも背の高い男子生徒だった。

 その男子生徒の姿を竜は同じ学年で見た覚えがないので、おそらくは3年生か2年生なのではないだろうか。

 

 

「俺は3年の脇谷(わきや)。お前にちょっと用があってな」

「そうですか。こっちにはないので失礼しますね」

「まぁまぁ、そんなに急がないで。それに俺たちは3年だよ?先輩の言うことは素直に聞いておかないと、ね?」

 

 

 目の前に立つ男子生徒────脇谷の用件というものの内容をなんとなく察した竜は適当に答えてスルーをしようとする。

 しかし竜がその場を去ろうと足を動かした瞬間に竜の肩に背後から手が置かれた。

 

 方に置かれたての先を見れば胡散臭い笑みを浮かべた男子生徒がそこに立っていた。

 言葉の内容からこちらの男子生徒も3年生なのだろう。

 

 

「俺は茂部瀬(もぶせ)。さぁ、それじゃあ俺たちと一緒に行こうか?」

「いや、だから行かないっての」

 

 

 強引に自分のことをどこかに連れていこうとするもう1人の男子生徒────茂部瀬の言葉に答えながら竜は肩に置かれた手を払い除けて距離を取る。

 あまりにも強引に物事を進めようとする2人に竜もイラついてきたのか、口調から敬語が抜けてきていた。

 

 

「・・・・・・ご主人の敵か?」

「さて、な。なんにしても向こうからなにか仕掛けてこない限りはなにもするなよ」

 

 

 強引に竜のことをどこかに連れていこうとする脇谷と茂部瀬に竜の頭の上に乗っていたついなは2人に鋭い視線を向ける。

 そんなついなに竜は小声でまだ何もしなくていいと伝える。

 

 そして、竜はこちらを見ている脇谷と茂部瀬の2人の動きを見逃すまいと睨みつけるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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