今日も少し遅くなってしまった・・・・・・
ゲームをやっていると遅くなってしまうなぁ・・・・・・
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竜によって意識を失った脇谷と茂部瀬はそのままトイレの床へとその体を倒す。
汚いトイレの床に倒れてしまっているのだが、聞いた用事の内容のことを考えるとそんなことはどうでもいいとさえ思える。
「っし、あとはこんな奴らの関係がどれくらいいるかの確認か」
「この2人だけとは限らへんしなぁ」
倒れた2人を見下ろしながら竜は呟く。
この2人が要求したのは竜の友人である茜、葵、ゆかり、マキ、あかり、イア、オネ、ずん子、イタコ先生を指定した場所に連れてくるということ。
この時点でどう考えてもろくでもないことになることが明白であり、こんなことをこの2人だけで考えるとは到底思えなかったのだ。
ついなの言葉に竜はうなずき、2人の制服を探ってスマホを取り出した。
「えっと、とりあえず会話アプリとかメールとかを確認だな・・・・・・。えっと、だいたいこのくらいか・・・・・・」
さいわいにしてロックをされていなかったスマホを操作して竜は脇谷と茂部瀬の2人の交友関係をさらっていく。
なんでもない家族との会話や、友人との会話、学校の教師からの連絡などを確認していき、最後に竜はタイトル部分が真っ黒になっている会話履歴を確認する。
確認した中に書かれていたのは竜によって茜たちを連れてきた後になにをするかなどと言った下種な会話ばかり。
成功しているわけでもないのに自分たちの欲望を書き綴った見るに堪えない内容ばかりだった。
内容を確認した竜は思わず手に力を込めてしまい、手に持っているスマホから小さくミシリという音が聞こえてきた。
「・・・・・・ふぅ。・・・・・・
「せやね。うちもそれが良いと思うわ」
小さく息を吐いて落ち着きを取り戻し、竜はこの2人をどうするかを口にする。
竜の言葉についなも否定せずにうなずいた。
竜の言う“
まぁ、“
霊能力の家系であれば“呪い”をかけられてしまうこともあるかもしれないということで、対抗手段として竜も母親から“呪い”に関してある程度は教えてもらったのだ。
「えっと、とりあえずこの2つのスマホを起点にして使えばいいだろ」
「その方がこの2人が連絡していたやつらにもかけられるからちょうどええな」
倒れている脇谷と茂部瀬から髪の毛をそれぞれ1本づつ引き抜き、スマホの上にそれぞれ置いていく。
そして、竜はそれぞれのスマホへと自身の霊力を流し込んでいった。
「“呪い”はとりあえず・・・・・・。筋力減衰、不運あたりが無難か?」
「んー、それ以外にも女性に対しておぼえる性的興奮を男性に入れ替えるとかでええんちゃう?どうせこれまでにもろくでもないことはしてそうやし」
竜の言葉についなはさらに別の“呪い”も追加するべきではないかと提案する。
ついなの提案を分かりやすく言うのであれば、脇谷たちは女性ではなく男性に対して性的な興奮をおぼえるようになるということだ。
ついなの提案に竜はうなずき、その“呪い”も追加するのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ