変わった生き物を拾いました   作:竜音(ドラオン)

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まただいぶ遅れてしまったぁ。

誰かと話したりしていると遅くなってしまうなぁ。






第510話

 

 

 

 

 お店にやって来たささら、つづみ、ずん子、イア、オネの5人を竜は席へと案内する。

 この5人は“cafe Maki”の常連であり、基本的に案内する席はほとんど決まっていた。

 

 

「それではこちらの席で、注文が決まりましたらお呼びください」

「はーい」

「さて、今日はなににしようか悩むわね」

「というかけっこうここに来てますけど皆さんはお小遣いとか大丈夫なんですか?」

 

 

 竜の案内で席に着いた5人は早速メニュー表を手に取ってなにを注文しようか話し始める。

 ささらたちがなにを頼もうか話していると、ふとずん子は思い出したようにささらたちに尋ねた。

 

 たしかにささらたちはまだ学生。

 そのため自由に使うことができるお金といえば基本的にはお小遣いかバイトで得たお金くらいしかない。

 それなのにけっこうな頻度で“cafe Maki”に来ているため、所持金などは大丈夫なのか気になったのだ。

 

 

「私たちは大丈夫だよね」

「まぁ、お金が心配になったらバイトでもしましょうか」

「私はお父さんにお小遣いをもらってるから大丈夫かなぁ」

「いつももらえるわけじゃないんだから気をつけて起きなさい」

 

 

 ずん子の言葉にイアたちは大丈夫だと答える。

 約1名大丈夫とは言い切れないものもいたが、そのあたりは自己責任なので気にしなくても良いだろう。

 

 

「まぁ、バイトが必要なときはちゃんと書類を記入して提出してくださいね?」

「分かりましたー」

「それじゃあ、竜くんを呼んで注文しちゃいましょうか」

 

 

 そして、手を上げて竜を呼んだ。

 

 

「注文するものは決まりましたか?」」

「はい。えっと、私はアイスコーヒーとミルクレープで」

「私は紅茶とチーズケーキを」

「私は緑茶と抹茶パフェで」

「私はオレンジジュースとフルーツサンドかな」

「んーっと、私はリンゴジュースとティラミスでお願いするわ」

 

 

 竜に聞かれ、ささらたちは順番に注文するものを答えていく。

 ささらたちの注文したものを竜は注文票に記入していく。

 

 

「以上で注文は終わりですか?」

「そうかな。うん、大丈夫」

 

 

 竜の確認にささらは全員の顔を見て確認する。

 そして問題がないことを確認して竜に向かってうなずいた。

 

 

「っと、忘れるところでした。公住くん、学校でなにか術を使いませんでした?」

「学校で・・・・・・。ああ、たしかに“(まじな)い”は使いましたね」

 

 

 メニューを聞き終え、キッチンへと向かおうとする竜のことを呼び止めてずん子は確認をする。

 ずん子が確認するのは学校で竜が術を使ったかどうか。

 ずん子の言葉に竜は少しだけなんのことか分からなくなったが、ギリギリのところで学校で“呪い”を使ったことを思い出す。

 

 まぁ、竜からすれば覚える価値もない2人のことだったので、忘れかけてしまうのも無理はないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰のヤンデレが読みたいですか? その16

  • 佐藤ささら
  • 鈴木つづみ
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