もう少しで海回にいけるかなぁ?
どう水着を表現できるかが不安ですねぇ
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バイトも終わり、いつもの帰り道。
竜はやや暗くなった道をついなを頭の上に乗せて歩いていた。
「あ、そういえばご主人。ご主人がかけた“
「そうなのか?」
ふと思い出したようについなは竜に言う。
ついなが言っているのはお店に来たささらたちが言っていた話の内容のこと。
ささらたちが学校を出るよりも少し前に階段で男子学生が転んだらしいという話をしていたのをついなは偶然にも聞いていたのだ。
ちなみに、そのときに竜も近くにいたはいたのだが、お客への対応が忙しくてちょうどその話が聞こえていない状況だった。
ついなの言葉に竜は少しだけ不思議そうにしながら聞き返す。
竜自身がかけた“呪い”だったのだが、そこまで早く効果を発揮するとは思っていなかったのだ。
「えっとな?なんか階段で転んだ男子学生が他の男子学生を巻き込んで転んで、その巻き込んだ男子学生の股間のところに顔がいってもうたらしいんよ」
「ほーん、となると“不運”が起こった感じなのかな」
ついなの言葉から竜はかけた“呪い”の中から“不運”の部分が起こったのだろうと推測する。
その階段で転んだ男子学生というのが脇谷と茂部瀬のどちらかなのか、はたまた2人のスマホを起点として飛ばされた“呪い”を受けた誰かなのかは不明だが、なんにしてもろくでもないやつだったのは間違いないだろう。
竜のかけた“呪い”は、脇谷と茂部瀬のスマホを起点として発動されており、2人を含んだ2人とと関わりのある人間が対象となっている。
起点となった2人がろくでもなかったために、その対象は基本的にろくでもない者ばかりになるのだろうというのが竜とついなの考えだった。
まぁ、もしかしたら特に関係のない者もいるかもしれないが、この“呪い”は基本的に対象者への恨みや殺意といったものを吸収して発動するので、そういった者はしばらくすれば自然となんともなくなるだろう。
「他にも“呪い”はかけとったし、これからどんどん“不運”になっていくんやろうね」
「あとは“筋力減衰”と“性的興奮対象変更”だから、まともにケンカとかもできなくなるんじゃないか?」
竜がかけた“呪い”の内容は“不運”“筋力減衰”“性的興奮対象変更”の3つ。
これら3つが残り続けている限り、あの2人にしてもその関係者にしてもまともにケンカもなにもできなくなるのは間違いないだろう。
ついなの言葉に竜は「ざまぁ」といった声音で答える。
まぁ、竜としては自身の友人たちを狙おうとした相手なので、どうなろうと知ったことではないといった感情もあったのではないだろうか。
それから、竜はついなと話しながらとくになにごともなく無事に家に到着するのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ