またこんなに遅い時間になってしまった。
でもWi-Fiが復活したからパソコンで書けるようになってかなり書きやすいです!
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イタコ先生が竜のかけた“
ちなみに、イタコ先生は細かく説明をしていなかったが、傷害行為とは基本的に凶器となるものをもちいておこなう行為のことを指しており、多少の殴り合いのケンカぐらいでは傷害行為として認識されることはない。
まぁ、そのケンカが傷害行為として認識されないといっても、そのケンカによって心的外傷を受けた人間がいればその行為は傷害行為として認識されるのだが。
「とりあえず追加した条件については分かりました。それで、変更した発動条件はどのようなものに?」
「そうですわね。ええと、発動条件としてその人を恨んでいる恨みを利用して“呪い”を発動させるのは効率の面ではちょうどよかったので、そこに手を加えて誰かに害意を抱いたときに本人の性欲も消費して“呪い”を発動させるようにしましたわ」
次にイタコ先生が話したのは“呪い”が発動する条件。
先ほどまでの条件は“呪い”がかかる対象の条件であり、仮に先ほどの脇谷と茂部瀬と関係を持っていて男性で傷害行為をおこなったことがある人間だったとしても害意を抱かなければ“呪い”が発動しないということである。
まぁ、傷害行為をおこなうような人間が害意を抱かないはずがないので、“呪い”がかかった時点でほぼほぼ発動することが確定しているのだが。
「害意っちゅーと、ケガさせたりしようとしたときってことやね?」
「そうですわね。悪意で設定してしまうと、ときたま悪意なく悪いことをしている人もいて発動しないことがあるかもと思いましたので」
「ああ、本人が悪いと思っていないから悪意として認識されないってことですね?」
イタコ先生が変更した“呪い”の発動条件。
それは、人へ害意を抱いたときにその人を恨んでいる恨みと本人の性欲を消費して“呪い”を発動するという条件だった。
悪意ではなく害意という条件を設定している理由を聞き、ついなと竜は納得したようにうなずいた。
「ひとまずはこれで大丈夫だと思いますし。あとはどうなるかの経過観察ですわね」
「これでそういった被害が減ったりしてくれればいいんですけどね」
竜のかけた“呪い”への条件の追加や発動条件の変更、それらすべてが終わって残るは変更したことによってどのようなことが起こるのかの確認だけ。
叶うのであれば脇谷と茂部瀬の関係者が今後はこのような行動をおこなえないようになることが理想的なのだが、どうなるかはまだ分からない状態だった。
イタコ先生によって変更が加えられた“呪い”のことを考えながら竜はお茶を飲む。
“呪い”をかけたときは良い条件だろうと考えていた条件だったが、イタコ先生に指摘されて竜は落ち込んでいた。
といっても竜はまだ“呪い”を扱えるようになって日が浅いため、こういったことが起こるのは仕方がないことなのだろう。
そして、イタコ先生に淹れてもらったお茶も飲み干して竜は保健室を後にするのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ