暑くて寝苦しい・・・・・・
お風呂から出たら塩タブッレットを食べるようにしています・・・・・・
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あかりの家の使用人が運転する車に乗りながら、竜たちはゲームを起動する。
ついなは自分のゲームを持っていないのだが、そこはあかりに借りることによって一緒に遊ぶことができるようになっていた。
竜たち13人が一斉に同時に遊んでいるゲーム、それは“Among Us”だ。
「アプデで15人まで同時に遊べるようになったのはやっぱりでかいよなぁ」
「でもこのゲームって基本的に通話を切って遊ぶゲームだからこの距離で全員の声が聞こえる状況だと微妙じゃない?」
“Among Us”通称“宇宙人狼”は最低5人、最高15人で遊ぶことができるゲームだ。
ゲームを遊ぶプレイヤーは壊れた場所の修理などをおこなうクルー陣営と、クルーたちを殺しつくして全滅させるインポスター陣営とに分かれて戦っていくという内容になっている。
通称が“宇宙人狼”なことから察せると思うが、このゲームではクルー陣営は誰がインポスターなのかがまったく分からない。
そのため、クルー陣営は目の前で殺人を見た場合以外では基本的に誰かが死んだ場所に最も近かったのが誰か、その人が死んだであろうタイミングで他の場所で目撃証言があるからその人は殺人に関わっていない、といった話し合いをしてインポスターを導き出していかなければならないのだ。
とはいえ、当然ながらインポスター陣営も黙って会議を進めさせるはずもなく、嘘の情報を出して誰がインポスターなのかを分からなくさせたり、まったく関係のないクルー陣営の人をさも人狼かのように仕立て上げて代わりに吊らせたりと様々な妨害をおこなってきたりする。
なのでクルー陣営はインポスター陣営の嘘に騙されずにインポスターを吊っていかなければならないのだ。
ちなみに、“Among Us”は基本的には死体を発見したときか緊急招集ボタンを押して開始された会議のときにしか会話をすることができないので、すぐそばに会話をすることができる相手がいるというのはかなり異例の状態だと言えるだろう。
「なるほど、2人キルされたか」
「ダブルキルだったんか?」
「えっとねぇ、アドミンで位置が少しだけ出せます」
不意に通知が鳴り、竜たちは会議をおこなうために集合する。
見れば2人のクルー、ずん子とオネが殺されていた。
2人が殺されていることに驚き、竜は思わずずん子とオネの2人を見てしまう。
「えっと、この2人の目撃情報とかは?」
「私は知りませんね」
「同じくありませんわね」
一先ずは一番重要な死体のある場所などを聞いていく。
そうして、竜たちは“Among Us”を遊んでいくのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ