今日も遅いなぁ
ゲームをやったりしていると書く時間がなかなか取れないのが大変だぁ・・・・・・
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波の音を聞きながら竜、ついな、茜、葵の4人はレジャーシートの上に座っている。
パラソルを設置していることによって日差しは直接当たらず、ときおり吹いてくる風がほどよく涼しさと海の香りを運んできていた。
「そういえば2人だけで先に来たのか?」
「せやね。ちゅうてもそんなに早く来たわけでもないしそろそろ来るんちゃうか?」
ふと、竜は茜と葵が先に海に来たことを尋ねる。
竜は男性なので水着は履くだけ、ついなは自身で水着を変えられるのでそこまで時間はかからず海に一番に来た。
しかし茜と葵は女性で水着もやや着るのに時間がかかってしまうもの。
それなのに茜と葵だけが先に海に来たことが竜は気になったのだ。
竜の言葉に茜はうなずいて応える。
そして紲星家の別荘の方を指さしながら他のメンバーももうすぐ来るだろうと答えた。
「みんなして座ってなにしてるの?」
「ん、いや、とくになにもしてないな」
竜たちがレジャーシートの上に座っていると、不意に背後から声がかけられた。
かけられた声から誰が来たのかを理解した竜は声の主の方を見ないでとくになにもしていなかったと答える。
竜の答えに声をかけた主とその隣にいたもう1人は不思議そうに首をかしげる。
「おー、マキマキたちも来たんやね。そんならそろそろ準備運動でもしてこか」
「そうですね。海に入るにしても砂浜で遊ぶにしても準備運動は大切です」
「ほら、竜くんも準備運動しよう?」
「というかなんでさっきから竜くんは海の方ばっかり見てるの?」
竜たちに声をかけてきた主、マキたちの姿を見ながら茜と葵は立ち上がる。
そして、左右から竜の手を引っ張りながら準備運動をしようと声をかけた。
茜と葵によって手を引かれながら、竜はなぜか海の方を見ながら立ち上がる。
そんな竜の様子にマキたちは不思議そうに首をかしげながら尋ねた。
「・・・・・・あー、もしかしてあれなんか?」
「ああ、そういえばボクたちのときもこうだったよね」
「2人はどうして竜くんが海を見ているのか分かるんですか?」
「おーい、ほらー、私たちも新しい水着を買ってるんだよー?」
竜の様子が先ほどの自分たちを見ていたときの反応と似ていることから水着姿を見ることに対して気恥ずかしさを感じているのだろうと察した茜と葵は納得したようにうなずく。
茜と葵の様子にゆかりは首をかしげながら尋ね、マキはどうにか竜の顔を自分たちへと向けようと腕を引いたり顔の向きを変えたりしようとしていた。
「まぁ、なんちゅうか、うちらの水着姿を見慣れていないから気恥ずかしいっちゅうことらしいで?」
「ボクたちはそんなに気にしてないんだけどね」
「はぁ・・・・・・?」
「むー・・・・・・、そりゃあ!」
茜の説明にゆかりはコテンと首をかしげる。
まぁ、この辺りの感覚は本人にしか分からないものなので、ゆかりが首をかしげてしまうのも無理はないのだろう。
そんなゆかりたちのことをしり目にマキはどうにか竜の視界に入ろうと竜の周りを動き回っていた。
なお、竜はマキだけでなく茜や葵、ゆかりのことも視界にいれてしまわないように無駄のない無駄な動きでマキの猛攻を回避している。
「・・・・・・ええ加減にしいや!」
「あだぁっ?!」
「竜くん、そろそろ諦めよう?」
「そこまでかたくなに見ようとしないというのも逆に傷つくのですが・・・・・・」
「さぁ、観念して!」
いい加減に視界の端で動き回る竜とマキの姿がうっとおしくなったのか、茜はつかつかと竜のもとへと歩いていって後頭部を思い切り叩く。
マキの猛攻を避けることに集中していた竜は茜の攻撃を回避することができずにそのまま前のめりになって砂浜に転んでしまう。
そして、転んだ先で四方を囲むように茜たちに囲まれてしまい、竜は観念したようにがくりと肩を落とすのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ