アンケートの結果は完全に出ておりますね。
というわけで番外話はオネとなります。
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モーターボートによって勢い良く引っ張られるバナナボート。
乗る順番を変えたりしながら竜たちは楽しく遊んでいた。
竜の前に座っていたウナときりたんが手を放して竜の胸に飛び込んできたり、先頭に乗っていた茜が手を離したことによって後ろに乗っていた全員を巻き込んでバナナボートから落っこちたりとなかなかにハチャメチャなことになっていた。
「やー、めっちゃ楽しかったなぁー!」
「それは良いんだけどさ・・・・・・。お姉ちゃんがぶつかってきたことによってボクの頭にたんこぶができたんだけど・・・・・・?」
バナナボートからマキたちがいるところにまで戻ってきた茜が満足そうにしながら言う。
そんな茜の言葉に後ろを歩いていた葵が少しだけ痛そうに頭を押さえながら茜にジトリとした視線を向けていた。
どうやら茜がバナナボートから落ちたときに葵の頭に茜のどこかがぶつかってしまったらしい。
葵のそんな言葉に茜はピューピューと適当な口笛を吹いて誤魔化すのだった。
「あー、最後の方で思いっきり吹っ飛んでたやつ?」
「たしか茜さんが先頭だったやつですわね?」
「あれはかなり痛そうでしたもんね」
茜と葵の言葉からいつのときに茜が葵にぶつかるようなことが起きたのかを理解したマキ、イタコ先生、ずん子の3人は苦笑を浮かべる。
バナナボートに掴まることがけっこう疲れたのか、戻ってきた竜たちは屋台のかき氷を受け取って椅子に座る。
バナナボートで風を受けて涼しかったとはいえ、それでも日差しによって暑くなっていた体がかき氷によって少しだけ冷まされていた。
「楽しかったなー。東北、休み終わったらもう一回行くかー?」
「勘弁してください・・・・・・。楽しいは楽しかったですがしがみついているのもけっこう大変だったんですから・・・・・・」
まだ元気満々といった様子のウナはぐったりと机につぶれているきりたんに声をかける。
ウナの言葉にきりたんはどうにか顔を上げて答えた。
まぁ、きりたんはもともとウナによって無理やり乗せられていたのだから断るのも仕方がないだろう。
きりたんの言葉にウナはちぇーとでも言うかのように唇を尖らせた。
「まぁ、まだみんな疲れてるんだからウナも少し休んでおきな。疲れている状態でバナナボートを再開しても手がすっぽ抜けたりして危ないから」
「・・・・・・はーい」
もう一度バナナボートに向かいたそうにしているウナに竜は少し休むように声をかけた。
バナナボートで遊ぶのは全身をほぼ腕だけで押さえなくてはいけないので、かなりの体力を消耗する。
そのため、元気そうにしているウナだとしてもしっかりと体を休めて体力を回復させてからでないと危ないのだ。
竜の言葉にウナはしぶしぶといった様子で椅子に座る。
そんなウナの様子に竜は苦笑しつつ、新しいかき氷を屋台からもらってきて渡すのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ