今日も遅くなってしまった・・・・・・
番外話に関しましてはまだ書き終わっていませんのでもう少しお待ちいただければ幸いです。
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バーベキューの準備が進み、砂浜にバーベキュー台やテーブルなどが用意されていく。
そのどれもが一般人が持っているような簡素なものではなく、かなりしっかりとした作りのものとなっているあたり紲星家が道具などにもしっかりとお金をかけていることがうかがえた。
バーベキュー台から少し離れたテーブルではあかりが手配した料理人たちがお肉や魚などを切っており、切った断面を見ただけでも良い食材だろうということが推測できる。
「おー、けっこういい肉なのか?」
「ええっと?ああ、あのお肉はそうですね。ですがいま切っているお肉よりも安いものでもうちの料理人の手にかかればとても美味しいお肉になるんですよ」
料理人が切っていくお肉の断面にある脂の筋などを見て良いお肉なのではないかと思った竜は思わずあかりに尋ねる。
竜の言葉にあかりも同じようにお肉を見て肯定した。
「ちゅわぁー!お酒が美味しいですわー!」
「イタコ先生がこんなにはっちゃけてるの初めて見たんですが・・・・・・」
「うん・・・・・・。学校ではいつも落ち着いた雰囲気だったしね」
「ちゅうてもトラブルとかが起きたときはけっこう慌てとる姿は見たことあるけどなぁ」
「お酒ってそんなに良いものなのかな?」
あかりが用意してくれたお酒を片手にイタコ先生がテンション高めに声をあげる。
イタコ先生は学校では基本的に落ち着いた雰囲気の学校医として働いているため、このように無邪気にお酒を喜んでいる姿は基本的には家族ぐらいにしか見せたことがなかったのだ。
ちなみに、学校の教師たちで飲み会なんかもやったりしたことはあったのだが、外で飲んでは迷惑になってしまうかもしれないと考えて自発的にお酒を抑えていたりする。
「ふふ、イタコ姉さまったらあんなにはしゃいでる」
「タコ姉さまがあそこまで素を出しているのって珍しいですよね。いままで私たちの前とかくらいでしか出したことがなかったのに」
「んー?イタコがあんなになってるのはそんなに珍しいことなんか?」
「そうね。イタコ姉さまがあんな風になっている姿はいつも家でお酒を飲んでいるときくらいしかなかったのよ。といっても美味しそうなお酒を買えたときとかは帰り道でけっこうはしゃいでたりするみたいなんですけどね」
「ちなみに、はしゃいでいる姿を見られないようにそのときには周囲を無駄に索敵して誰もいないことを確認してからはしゃいでますから。といっても車で接近されたりしたら落ち着く前に見られたりするみたいですが」
冷たい緑茶を飲みながらずん子はお酒を飲んではしゃいでいるイタコ先生を見て微笑む。
ずん子ときりたんの言葉についなは不思議そうに首をかしげながら尋ねる。
まぁ、イタコ先生が無邪気にはしゃいでいる姿などを見たことがないついなからすれば不思議な光景なのだが、家でお酒を飲んでいる姿をよく見ているずん子やきりたんからすれば見慣れたいつもの光景なのだ。
そのついでに語られたイタコ先生のやや恥ずかしい話についなは呆れたように苦笑するのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ