今日もこんな時間にー・・・・・・
書き終わるのを早くしないと番外話も書き終わらないなぁ・・・・・・
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竜たちは思い思いの花火を取って火をつけていく。
美しい青色の火花が飛び弾けるもの、鮮やかなピンク色の火花を放つもの、閃くような黄色の火花が走るもの、妖艶な紫色の火花が輝くものなど多種多様な火花が暗くなった砂浜を
「打ち上げ花火も良いけどこういう手持ちの花火も良いものだよな」
「せやねぇ。空に大きく広がるのも見ごたえはあるけど。こういうのはなんやろなぁ。風情があるっちゅうんかな?」
「手元で綺麗に光って消えていく。それがとてもキレイだよね」
思い思いの花火を光らせ、竜たちはその輝きを楽しむ。
と、ここで竜は花火の中に少しだけ違う種類のものがあることに気がついた。
「これは・・・・・・、ロケット花火か!」
「おお!そんなんもあったんか!」
「ねぇ、ゆかりん。さっきのバーベキューであの歌を歌っていた2人がロケット花火を持つのすごい不安なんだけど・・・・・・」
「奇遇ですね。私も同じ気持ちです・・・・・・」
ロケット花火を見つけて嬉しそうに声をあげる竜に茜も同じように声をあげる。
喜ぶ2人の姿に先ほどのバーベキューで竜と茜の2人が歌っていた歌から嫌な予感を感じ取ったマキとゆかりは不安そうにしながらそっと竜と茜から距離を取った。
ちなみに、普通のロケット花火は飛ばした後にゴミが残ってしまうためにキチンと回収して処分をしなくてはならないが、こちらのロケット花火は紲星グループ特製のロケット花火で自然に分解されていくものとなっている。
「いくぞ!ふっとべぇっ!」
掛け声とともに竜は火をつけたロケット花火を上空に向けてナイフ投げのように投擲する。
お試しということで投げたのは1本だけだが、竜の投げたロケット花火は途中で火を噴きながら加速し、上空で大きく炸裂して見せた。
通常のロケット花火は爆発するだけのものなのだが、こちらのロケット花火は小さく花火が爆発し、小型の打ち上げ花火のように火花が広がっていた。
1本だけの投擲が上手くいったため、竜と茜はうなずいて両手の指の隙間に持てる分だけのロケット花火を持っていった。
片手に4本、それが竜と茜の両腕にあるため合計16本のロケット花火が装着されている。
そして、2人は両手に持ったロケット花火に火をつけていった。
「空へっ!!」
「吹っ飛びやぁっ!!」
竜と茜の放った合計16本のロケット花火。
それらは途中まで真っ直ぐに空へと向かって飛んでいっていたのだが、途中で強風にあおられたのかバランスを崩してしまう。
そして、不幸なことにそのロケット花火の照準がロケット花火を放った本人たち、つまりは竜と茜に向いてしまった。
「げっ?!」
「あかーんっ?!」
迫りくるロケット花火を確認したのと同時に竜と茜は走り出す。
2人の背後へと迫るロケット花火たちは竜と茜の走る真後ろに1本、また1本と着弾して火花を周囲に広げていく。
まるでアニメのギャグシーンのような2人の光景に他の面々は呆れながら笑うことしかできなかったのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ