やはり一気に書く時間を取る必要があるかなぁ
番外話を早く書き上げていきたいところだけどなぁ・・・・・・
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竜と茜、2人がやや距離を開けて並んで立つ。
2人の視線の先には葵がスタンバイしており、その近くには落下傘を打ち上げる花火がセットされていた。
「2人とも、もうけっこう暗くなってるけど本当にやるの?」
「もちろんや!この勝負ならさっきみたいに爆撃されることもないからな!」
「まぁ、茜がやる気満々みたいだしな」
すでに周囲はかなり暗く、落下傘が問題なく撃ち上がったとしてもそれが見えるかは微妙なほどだった。
あかりの家の使用人たちによって花火を邪魔しない程度にあかりは確保されてはいるのだが、それでも少し離れてしまえば真っ暗になってしまうほどに周囲は暗い。
こんなに暗いのに本当に落下傘花火をやるのかと葵は茜と竜に尋ねる。
まぁ、少し考えればこんなに暗い状況で上空から落ちてくる落下傘を追いかけるのは危ないだろうということは分かるはずなのだが、茜は自信満々に問題ないと答えた。
茜の言葉に竜も苦笑しながら答える。
「それじゃあ、つけるけど・・・・・・。本当に足元には気をつけてね?」
そう言って葵は落下傘花火に火をつける。
導火線についた火は消えることなくそのまま落下傘花火の本体へと入っていった。
その間に火をつけた葵は早足で落下傘花火から離れており、あとは落下傘が撃ち上がるだけとなった。
「・・・・・・いまさらですが、本当に高校生ですか?」
「ウナたちよりも小学生っぽいよなー?」
「あはは・・・・・・。まぁ、あの2人はこういうことをよくやるから」
「それでもさっきのロケット花火みたいなことがあったりするんですから落ち着いてほしいとは思いますけどね」
「うーん・・・・・・。茜ちゃんが落ち着かないと難しいんじゃないかな?」
落下傘が撃ち上がるのを待ち構える竜と茜の姿を見て、普通の手持ち花火をやっていたきりたんが首をかしげながら近くに移動してきた葵に尋ねる。
竜とあかりの行動はどう見ても高校生がするような行動には見えず、きりたんの言葉に同じように手持ち花火をやっていたウナもうなずいた。
きりたんとウナの言葉に葵はどう答えたものかと苦笑することしかできない。
そんな葵たちの会話が聞こえていたゆかりとマキはきりたんたちと同じように思っていたことを口にするのだった。
そして、ついに落下傘花火がさく裂して落下傘が撃ち上がる。
「うぉおおおおおおおおおお!!!!!」
「負けへんでぇええええええ!!!!!」
落下傘が撃ち上がり、その姿を視認した瞬間に竜と茜は走り出す。
ふわふわと風にあおられて不規則に揺れてはいるものの、おおよその落下地点を推測することができるため、竜と茜はそこに向かって全力で駆け出していた。
残り50メートル
風に揺れてはいるが大きなルートの変更は見られない。
残り40メートル
砂浜ゆえに砂地に足を取られそうになるがどうにか堪えて走り続ける。
残り30メートル
やや離れた位置に向かって落ちていくために視認がし辛くはなっているが、それでもしっかりとその姿をとらえ続けている。
残り20メートル
残すところはあとわずか、ラストスパートをかけて一気に加速をする。
残り10メートル
残り僅かに差し迫った直後、竜と茜の足元近くに1本の枯れ木が闇の中からその姿を現した。
いきなり現れた枯れ木と全力で走っていたことによる加速によって竜と茜の体は止まることなく突き進んでいく。
そしてその結果なにが起こるのか
その答えは至極シンプルなものとなっていた。
「いっだぁあああああああああああ?!?!」
「ほんぎゃあああああああああああ?!?!」
枯れ木が現れたこと自体は気づいていた竜と茜だったのだが、そこで止まったりせずに走り続けたことにより、竜と茜の足に枯れ木が直撃することとなる。
走っていたころによる加速によってさらに威力が乗ってしまい、竜と茜は全力で悲鳴を上げるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ