今日もなんとか1時!
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イアとオネの家の前に到着し、2人は車から降りる。
車から降りた2人は紲星家の使用人から自分たちの荷物を受け取った。
「家まで送ってくれてありがとう。とても楽しかったよ」
「なかなか経験できるものではなかったからとても楽しかったわ。竜くんたちもまた学校で」
荷物を受け取った2人は改めて竜たちが乗っている車へと体を向け、お礼の言葉を言う。
別荘のあるプライベートビーチで友人たちと遊ぶ。
そのような経験は普通に生きている過程ではまず経験することはないだろう。
そんな貴重な経験をさせてもらえたことに2人は感謝の念を抱いていた。
「いえいえ。私もイア先輩、オネ先輩の2人と遊べて楽しかったですから!」
「ああ。また学校でな」
イアとオネの言葉にあかりは笑みを浮かべながら答える。
そして、あかりは車を発進させた。
「次はマキ先輩ですね」
「そうだね。どうする?うちでなにか食べてく?」
「時間的にはそれもありだろうけど。それならイタコ先生とかも誘っておけばよかったか?」
「たしかにイタコ先生たちはこれから自分たちでごはんの用意やもんな」
「うん。もう少し早く気づけばよかったね」
次に車が向かうのはマキの家である“cafe Maki”
自分の家に向かうということで、マキはカフェの方でなにかを食べていくか竜たちに確認する。
マキの言葉に竜たちはイタコ先生やオネたちも誘えばよかったかもしれないと話し始める。
時間的にも食事をするにはちょうどいい時間で、これならばイタコ先生たちの家に回る前に“cafe Maki”でごはんを先に食べるという選択肢があったかもしれなかった。
竜たちがそんな話をしているうちに、車は“cafe Maki”へと到着する。
「マキぃいいいいいいいい!!!!」
「うわ、うるさっ」
「────へぶぅあっ?!?!」
“cafe Maki”に着いてマキが扉を開けると、マキの姿を確認したマキのお父さんがすごい勢いで駆け寄ってきた。
そのことに驚いたマキは思わず扉を閉めてしまい、マキのお父さんは閉められた扉に思い切りぶつかることとなってしまった。
「ま・・・・・・、マキ・・・・・・」
「うわぁ、けっこうな勢いでぶつからなかったか?」
「あれはなかなか痛いんと違うか?」
扉にぶつかってしまったマキのお父さんは、そのままうめくような声でマキの名前を呼ぶ。
明らかに勢いが乗っていることが分かるような音を立てて扉にぶつかったマキのお父さんの様子に、竜たちは困惑するのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ