今日はなんとか1時に!
でも番外話がかけていないー・・・・・・
・
父親の言う泊めてほしい子がいるという言葉に竜はどうしたものかと考える。
実家から連絡が来たと言っているが、この実家は母親の実家である“貴身純家”ではなく父親の方の実家だろう。
「うちに泊めてもらいたい子がいるってことだけど、それってもう決まったことで良いの?」
「まぁ、うちの家が一番用を済ませるのに都合がいいらしいからな。来週から家にくるらしいから頼んだぞ」
竜はしばらく泊めてほしいという子についてもう決まったことなのかを父親に確認する。
竜の言葉に父親は来週からその子が来るということを答えた。
どうやら父親の言い方からしてその子が泊まりに来るのは確定のようだ。
「転勤でこっちにいないからって適当な・・・・・・」
「はっはっは、それに母さんから聞いたぞ?いまは女の子と一緒に暮らしてるんだろ?なら1人増えても問題ないだろ」
あまりにも勝手な父親の言葉に竜は恨みがまし気に言った。
恨みがまし気な竜の言葉を父親は軽く笑い飛ばし、母親である咲良からいま竜がついな一緒に暮らしているという情報を得ていることを言う。
と、ここで竜は父親が1人増えても問題ないと言っていたことに気がつく。
「・・・・・・ん?1人増えてもってどういう意味なんだ?もしかして泊まりに来るのって女の子なんじゃ────」
「じゃ。そういうことであとは任せたぞ!」
「────あ、ちょ!」
父親の言い方からもしかして泊まりに来るのは女の子なのではないかと考えて尋ねる。
そんな竜の言葉を遮って父親は電話を切ってしまう。
いきなり切れてしまった電話に竜は驚き、暗くなってしまったケータイの画面を見る。
しかし通話はすでに完全に切れてしまっているため、いくらケータイの画面を見ていても意味はないのだった。
「ご主人、なんか電話で話しとったみたいやけどどうしたんや?」
「ああ・・・・・・。なんか来週からこの家に泊まる子が来るらしい」
竜が困ったような表情でいることに気がついたついなは竜になにがあったのかを尋ねる。
ついなの言葉に竜は困った表情を浮かべながら疲れた声音でその理由を答えた。
「来週から?なんやよう分からんけど誰かがこの家に来るんやね?」
「そういうことらしい。俺もいきなり電話で聞いたからいまいち理解できていないけどな・・・・・・」
来週からこの家に泊まる子が来るという竜の言葉についなは不思議そうに首をかしげる。
まぁ、いきなりそんなことを言われてしまえばそんな反応をしてしまうのも無理はないだろう。
「来週からこの家にもう1人住むんかぁ。ええ子が来てくれると嬉しいなぁ」
「どんな子が来るとかはいまいち分かってないからなぁ」
泊まりに来るという子のことを考えながらついなは温かいお茶を口に運ぶ。
いまここで慌てたとしてもなにかができるわけでもない。
そう考えた竜は小さくため息を吐いたのちについなが淹れてくれたお茶を口に運ぶのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
-
佐藤ささら
-
鈴木つづみ