こんな遅い時間に・・・・・・
何回か軽く寝落ちしかけてしまった・・・・・・
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クレーンゲームの景品の大きな人形を取るために両替をした葵の姿に竜たちは苦笑する。
両替をする前にも一度、両替が必要になるまで挑戦したりもしていたのだが、まぁ、両替をしている時点でお察しといったところだろう。
「ぐぬぬぬ・・・・・・」
「諦めるのも大事だと思うがなぁ」
「ちゅーか、おこづかいの方は大丈夫なんか?」
「両替をしとるからけっこう使ってそうやね」
なかなかうまい具合に動いてくれない人形に葵は悔しそうに声を漏らす。
景品となっている人形が大きいだけにそれに比例して重く、クレーンゲームのアームでがっちりつかんだとしても重さでアームから落ちてしまう。
そのため、うまいことアームに人形をひっかけて落ちにくくしなくてはいけないのだが、それがなかなかに難しいのだ。
悔しそうにしている葵の様子に竜たちは顔を見合わせる。
「・・・・・・まぁ、まだしばらく終わらなさそうだしゆかりとマキの方を探しに行ってみるか」
「異議なしやね」
「葵はまだまだやってそうやしええんやない?」
葵の様子からまだまだクレーンゲームの前から動くことはないだろうと竜は考え、まだ見つけていない2人、ゆかりとマキを探しに行こうかと提案する。
竜の提案についなと茜はうなずいて同意した。
そして、竜たちはゆかりとマキがどこにいるのかを探しに移動するのだった。
「さて、2人はどこにいるのやら」
「とりあえずここまでの道中にはおらんかったもんな」
葵たちのところから離れて歩きながら竜たちは近くにゆかりたちの姿がないかを確認しながらのんびりと歩いていた。
少なくとも葵とあかりを見つけるまでの道中ではゆかりとマキの姿を確認できていないので、また少し別のところにゆかりとマキはいるのだろう。
「えっと?少し先が音楽ゲームか」
「音楽ゲームってなんかリズムに合わせたりで大変やからあまり好きでもないんよねぇ」
ゆかりとマキのことを探しながら歩いていた竜だったが、なかなかゆかりたちの姿が見つからず少し先から音楽ゲームが置いてあるところにまで来ていた。
ここまでの道中にゆかりたちの姿がなかったことを考え、竜は音楽ゲームが置いてあるエリアへと向かって行った。
「よっ、はっ、ほっ!」
「おー、ゆかりん上手上手」
竜たちが音楽ゲームのおいてあるエリアへと入ってしばらくしてから、竜たちは掛け声に合わせて体を揺らしながら流れてくるノーツを叩いていくゆかりと、その様子を少し離れたところで見ているマキの姿を見つけるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ