ワクチンの副反応が微妙に大変ですねぇ
ひどくなければ楽だったんですけどねー
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茜たちに手を引かれた竜はそのままプリクラの機械が置いてある場所に到着する。
この機械自体は竜も見たことはあるのだが、その中に入ったことはないために竜はなかがどうなっているのかがさっぱり分からなかった。
「やっぱりけっこう小さくないか?中がどうかは知らないけどこの見た目よりも広いってことはないんだろうし」
「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。それに6人くらいならぜんぜん余裕で入れますから」
首をかしげながら尋ねる竜の言葉にゆかりは微笑みながら答える。
竜たちの目の前に置いてあるプリクラの機械はこのゲームセンターに置いてあるものの中では一番大きく、6人くらいなら普通に入れそうな大きさのものだった。
であればどうして竜が入りきらないのではないかと思うのか。
その理由は分かり切っているであろうがついな、ひめ、みことの3人もこの場にいるからである。
ついなたちの姿が見えていないゆかりたちは基本的についなたちのことをカウントせずに人数を考える。
それに対して竜はついなたちの姿が見えているために基本的にはついなたちのことをカウントして人数を考えているのだ。
これが竜が目の前のプリクラの機械では入りきらないのではないかと思った理由だった。
まぁ、その辺りは人には見えないものが見えているかによる違いなため、仕方がないと言えば仕方がない感覚なのだろう
「ご主人、うちらは別に小さくなるから気にせんでもええよ?」
「ボクたちまでこの大きさで入ったらかなり狭くなってしまいますからね。だから大丈夫ですよ」
竜が自分たちのことも人数としてカウントしていることに気がついたついなとみことは気にしなくてもいいと声をかける。
2人の言葉に竜は本当にいいのかと3人のことを見る。
「というかうちらって写ることができるんかな?」
「どうなんだろう?たしか少し前にボクたちの声を近くにいた子の電話が偶然拾って相手にノイズみたいなことが聞こえたって言うことがあったけど」
「そういえうちもそんなことがあったなぁ」
と、ここでひめがふとした疑問を口にする。
疑問の内容は実態をしていない自分たちの姿がプリクラに写ることができるのかと言うこと。
ひめの疑問にみこととついなも首をかしげながら経験したことを言う。
ちなみに、ついなも竜の家に住むようになってからすぐの頃にプレステの通話機能で茜たちにノイズみたいな音声を届けた経験がある。
それらのことから自分達が普通に写ることは難しいのではないかとついなたちは思い始めた。
「あー、それなら撮るときに俺の霊力を使ってみんなから見えるようにしておくか?」
「たしかにそれが1番確実確実やもんな。お願いするわぁ」
ついなたちの言葉に竜は自分の霊力を使って実体化して写ることを提案する。
竜の言葉についなたちはうなずき、小さくなって竜の頭の上に移動するのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ