なかなか思った通りの内容を表現できないなぁ
できるのならもっと文章表現力が欲しい・・・・・・
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タッチペンを使って撮った写真に茜たちは思い思いに文字やイラストなんかを描き込んでいく。
こういったものにどんなことを書き込めばいいのかなどを分かっていない竜は茜たちの様子を一歩引いた状態で見ていた。
「ご主人はなにも描かんでええの?」
「といってもどんなことを描き込んだらいいのかよく分からないからなぁ」
「思ったことを描けば良いんじゃなか?」
「見たところ皆さんは自由に描いているみたいですし」
茜たちとは違ってなにも写真に描き込もうとしない竜に、竜の頭の上に乗っているついな、ひめ、みことの3人は声をかける。
ついなたちの言葉に竜はいまいちどういったことを描けば良いのかが分からないということを答える。
まぁ、自由になんでも描いていいと言われると逆になにを描いたらいいのかが分からなくなってしまうというのはよくあることなのだろう。
「竜くんもなにか描きますか?」
「いろいろ自由に描くと楽しいで!」
「ちょ、なんで私にひげを描くの!」
「私はゆかりんに眼鏡でもかけておこうかな?」
「自由に消すこともできますから竜先輩も描きましょう」
竜がついなたちを話をしていると、写真にいろいろと描き込みをしていたゆかりが振り返って竜もなにか描かないかと尋ねた。
ゆかりの言葉に同意するように茜、葵、マキ、あかりも続けて竜に声をかける。
全員に言われてしまい、竜はゆかりからタッチペンを受け取って画面の前に移動する。
すでに画面に表示されている写真にはいくつも文字やイラストなんかが描き込まれており、最初のなにも描き込まれていない状態と比べてなかなかににぎやかな状態になっていた。
「さぁ、竜くんもなにか描いてください。私たちがみんなで撮った証ですから」
「って言われてもなぁ・・・・・・」
ゆかりの言葉に竜は困った表情を浮かべながら写真へと描き込んでいく。
竜の書いた文字が加わったことにより、これでこの写真に全員が文字やイラストを描き込んだことになった。
ついなたちが描き込んでいないと思うかもしれないが、ついなたちの姿は茜たちには見えていないので仕方がないことなのだろう。
「こんなんで良かったのか?」
「ええ、大丈夫ですよ」
「竜がなにかを描いたってのが重要やからね」
「そうそう。ボクたちみんなでプリクラを撮った記念だからね。みんなの文字とかを入れておきたいんだよ」
適当にさらさらと描いた文字を見せながら竜は確認をとる。
竜の描いた文字を見てあかりはうなずくのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ