今回もかなり期間が開いてしまいましたぁ
その間にいつの間にか読んでいる人が増えているのは嬉しいことですね!」
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“件”に関しての情報をさらに探していた竜だったが、学校に行くために家を出る時間になってしまい、少しだけ急ぎ気味に荷物を掴んで立ち上がる。
ついなの方はすでにやるべきことはすべて終わっているようで、竜が立ち上がったのと同時にすでに玄関へと移動していた。
「“件”に関してもよく分からないし、あとでイタコ先生に聞いてみた方が良いかもなぁ・・・・・・、っとぉ?!」
「せやねぇ。イタコならそういったことも分かるかもしれん、しっ?!」
少し調べた結果、いまいち“件”に関してはよく分からないという結論が出た竜は学校に着いてからイタコ先生に“件”に関して聞いてみようという結論に至った。
話しながら靴を履こうとしていた竜だったが、靴を履くためにかがんだ時にうっかりバランスを崩してしまい、ついなの方へと倒れ込んでしまう。
いきなり倒れ込んできた竜に驚いたついなは思わず動きを止めてしまい、そのまま竜に巻き込まれて一緒になって倒れてしまった。
「い、つつつ・・・・・・。悪かった。つい、なぁっ?!」
「へ?え?なぁぁあああ?!?!」
ついなのことも巻き込んで倒れてしまったことを謝りながら竜は目を開ける。
眼を開けた竜の視界に入ってきたのは純白ともいえるほどに汚れのない白だった。
竜の言葉についなは驚きの声をあげ、慌てて立ち上がる。
ついなが立ち上がるのと同時に竜の視界が白から普通の家の中の景色へと戻った。
「えっと・・・・・・、その、すまん・・・・・・」
「・・・・・・事故っぽいからとやかく言うつもりはないんやけど。次からは気ぃつけてな?」
恥ずかしそうに顔を赤くして自身のスカートを押さえるついなに竜は謝る。
ついながスカートを押さえているということから、どうやら先ほど竜は倒れ込んでついなを巻き込んでからついなのスカートの中に頭を突っ込んでしまっていたようだ。
そして、スカートの中に頭を突っ込んでいる状態で見えたものが白だったということは、つまりはそういうことなのだろう。
竜の言葉についなは顔を赤くしたまま体の大きさを小さくしていき、竜の制服のポケットの中へと潜りこんでいった。
完全にポケットの中に潜り込んでしまっているのはおそらくは恥ずかしかったからなのだろう。
顔も出さないついなの様子に竜は頬を掻きつつ、改めて自分の靴を履いていく。
そして、学校に持っていくスクールバッグを手に取って竜は家を出るのだった。
「あ、おはようございます!」
「ああ、おはよう・・・・・・」
「おはようさんや。なんか元気がないように見えるんやけどなんかあったん?」
竜が家を出ると、外で待っていたあかりが声をかけてきた。
あかりの声に竜は少しだけ疲れた様子で答える。
どうやらまだついなのスカートの中を見てしまったことに対してのダメージを受けているようだ。
そんな竜の様子にあかりたちと一緒にいた茜が不思議そうに首をかしげながら尋ねるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ