投稿が遅れてしまいましたぁ
書く暇がなかなか取れないんですよねぇ
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朝からいろいろと
ちなみにどういったことが起きたのか一例を挙げると、大人の姿になったひめとみことに挟まれたり、曲がり角で偶然ぶつかってしまったささらのことを押し倒してしまってささらの胸に倒れ込んでしまったり、階段で足を踏み外してしまったつづみのことを受け止める際に抱き止めた結果、つづみのお腹と胸を触ってしまったり、落としてしまった生徒会の資料を集めているずん子のスカートがめくれてしまっていたことによってその中身を見てしまうことになったり、体育の授業で足を引っかけてしまい、ゆかりの胸に飛び込んで突き飛ばされ、突き飛ばされた勢いで茜と葵のむねに飛び込んでしまい、そこからさらに突き飛ばされてマキの胸に飛び込むことになったり、とこれでもまだ一部だというのになかなかに濃厚な事態が起こっていた。
まぁ、そんなことが起こるたびに竜は代償としてどつかれたりしているので、竜の体力はゲームで言うところの瀕死のような状態となっていた。
ちなみに、ひめとみこと、ずん子に関してはとくに叩いてきたりといったことはしてきていないので、竜の中では女神のように見えていたりする。
「つ、疲れた・・・・・・」
「制服はそこまで汚れとらんけどボロボロやねぇ・・・・・・」
学校でなにかしら移動などをするだけで突き飛ばされたり叩かれたりするような一日だったためか竜は疲れ果てた表情になりながら家路につく。
朝、家を出る時は帰り道になにか買った方が良いかと考えていたのだが、そんな余裕もないほどに竜は体力がなくなっていた。
疲れてまるで亡者のような足取りの竜のことを支えながらついなは竜と一緒に歩く。
その際についなは竜の身体を支えるために竜の腕を肩に回しているので竜の手が自身の胸に触れてしまっているのだが、仕方がないと言った様子でなにも言わずに竜のことを支えている。
「すまんな・・・・・・。ついなもポケットとかにいたから一緒に突き飛ばされたりしてただろうに・・・・・・」
「うちは直接は突き飛ばされとらんから大丈夫やで。にしても、ご主人がこんなになるなんてなんちゅう予言や・・・・・・」
ついなに支えられて歩きながら竜はついなに謝る。
竜が突き飛ばされるのは基本的に突発的に起こるため、ついなはポケットに居たり竜の頭の上にいたりと竜と一緒に突き飛ばされたりすることが多かった。
体が小さい状態でそんなことになっていたのに帰り道も助けてくれているついなに竜は申し訳なく思ったのだ。
竜の言葉についなは苦笑し、大丈夫だと答える。
実際のところ、ついなの身体は基本的に重さなどの概念はなく、突き飛ばされたとしてもそこまでダメージを受けるようなことはないのだ。
これはビルの屋上からアリが落ちたとしても死なないのと同じような理由で、体重という概念が少ない九十九神としての特権だろう。
たった一日でここまでボロボロになった竜の姿についなは“件”に対して文句を言う。
そもそもの原因として件が予言をしたから竜がこんな状態になってしまったので、ついなの怒りはもっとも?なのではないだろうか。
まぁ、どちらにしてももう少しで一日は終わるのであと少しの辛抱だろう。
「あ、お兄ちゃん!」
「本当ですね。ですがどうしてこんなに疲れた様子なんでしょう?」
あと少しの辛抱だと言ったな。
・・・・・・・・・・・・あれは嘘だ。
学校が終わって2人で出かけていたのであろうきりたんとウナ。
竜の姿を確認したウナは嬉しそうに、きりたんは竜の様子に不思議そうに首をかしげながら駆け寄ってくる。
件の予言はまだ終わっていない。
さすがに小学生を相手にそんなことが起こるとは思いたくはないのだが、それでもまだしばらくは気が抜けないことになるのは確定したのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ