かなり久々の投稿をしてみるー
いやぁ、やっぱり続きを楽しみにしているという感想がくると時間がなくても書いてしまいますよねぇ
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ズビシィ!と探偵漫画の主人公化のようにポーズを決めながらきりたんは竜に今日一日の予言の内容が分かったという。
まぁ、すでに夕方でいまさら予言の内容を知ったとしても意味はないのかもしれないのだが‥‥‥。
「それで、朝の予言の内容はどういう意味だったんだ?」
「そうですね。その前に確認なんですが‥‥‥、竜兄さまがボロボロなのは、こう、下着とかを見ちゃったりしたからですか?」
「うぐ‥‥‥、まぁ、そうだが‥‥‥」
竜の質問に答える前にきりたんは確認するように竜に尋ねる。
きりたんの言葉に竜は少しだけ答えにくそうにしながらもうなずいた。
この辺りは誤魔化しても意味はないだろうと考えたので観念した形だ。
「お兄ちゃん、それはダメなことだと思うぞー?」
「いや、俺もそれは分かってるんだよ‥‥‥」
竜が誰かの下着などを見たのだということを聞き、ウナはぷっくりと可愛らしく頬を膨らませて注意をする。
竜自身もそれが悪いことだと分かっているだけにガクリと肩を落としながら答えていた。
そんな竜の様子にきりたんはやはりと言った様子で納得したようにうなずいていた。
「やはりそうでしたか。幸運の代価としてボロボロになっているということはそんな姿になってしまいそうな行動が幸運だということ。このことから推測したのですがあっていたようですね」
「‥‥‥とは言うが俺にとってはぜんぜん幸運でもなんでもないぞ?申し訳ないとしか思えないし、見ようと思って見たわけでもないのに叩かれたりするんだから‥‥‥」
「それは竜兄さまにとってはでしょう?世間一般的な男の人にとっては嬉しいものなんですよ」
きりたんの説明に竜は納得がいかないのか首をかしげながら答える。
まぁ、竜からしてみれば見たりするつもりもなかったものをいきなり見ることになったうえで理不尽に叩かれている感覚なのでそう思っても仕方がないのだろう。
とはいっても結局は見てしまっていることに変わりはないので叩かれたりしても仕方がないのだが。
「はぁ‥‥‥、いっそのこと学校を休んどけばよかったんかねぇ‥‥‥」
「たぶんあんまり意味ないと思いますよ?むしろ悪化する可能性も‥‥‥」
ため息を吐きながら竜は予言を聞いてから学校を休めばよかったのかと肩を落とす。
少なくとも学校を休んでしまえばついな以外の人間に会うこともほぼないはずなのでラッキースケベも起こらないはずなのだから。
とはいってもその代わりについなに対してのラッキースケベの比率が増える可能性もあるのだが。
そんな竜の言葉にきりたんは少しだけ考えるように顎に指を当てて答える。
「‥‥‥悪化するってどういうことなん?」
「ああいえ、あくまで可能性の話なんですが‥‥‥。いろんな人に予言の効果が分散しているからこの程度で済んでいたのであって、誰にも会わずにいたら溜まりに溜まった予言の効果がピンポイントで起こったんじゃないかなぁ、と」
きりたんの言う「悪化する」という言葉についなは恐る恐るといった様子で尋ねる。
学校を休んで家にいれば他の人と出会うこともないのだからラッキースケベもほぼほぼ起こることはないのではないか。
起こるにしても一緒にいる自分に起こるだけだろう、というのがついなの考えだったのだ。
ついなの疑問にきりたんは学校を休んだ場合に起こり得そうな可能性を口にした。
「えー‥‥‥っと、ようは今日のやつが全部1人に収束する‥‥‥と?」
「推測ですけどね。そうですね‥‥‥、最終的には〝ファイナルフュージョン〟でもしちゃってたんじゃないですかね?」
きりたんの言う推測に竜はもしも休んでいた場合にあり得たかもしれないことにガクリと肩を落とすのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ