まだまだ武器説明が続きます。
いっそのことまとめた方が良いですかね?
このままの調子で進めて大丈夫ならこのまま続けますが、まとめた方がよければ感想にでも書いてください。
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マキがメモを見返し終え、ゆかりは次の武器の説明を始める。
また、自分たちが使っていない武器についての興味が湧き始めたのか茜と葵もゆかりの話に興味を持ち始めていた。
なお竜は、言っていないが片手剣以外の武器を一応は使っており、その中でもとくに使っているのが操虫棍、狩猟笛、弓、ライトボウガンだったというだけなので、ある程度は知っていることばかりだったりする。
と言っても専門的に使っている人間ほどの知識はないのでそこまで説明はできないのだが。
「では次は私と竜くんの使っている弓についてですね。弓は・・・・・・、近距離で戦う高機動な射撃武器と言ったところでしょうか?」
「まぁ、そんなところだな」
「射撃武器なのに近距離?」
ゆかりの言葉に竜は頷いて肯定する。
2人の言葉にマキは首をかしげた。
射撃武器だと言うのであれば離れて戦うのが基本的なイメージなので、マキの疑問ももっともだろう。
なお、散弾ヘビィは除くものとする。
「弓の射程はそこまで遠くなく、連続して矢を放って戦っていくんです。そして矢を放つ際にチャージステップと言う移動をして攻撃力を上げていくんですよ」
「だから高機動の近距離射撃武器なんだよ」
「ああ、確かに竜くんがやってるときってすごく動いてるよね」
「反復横跳びみたいになっとるよな」
ゆかりと竜の言葉に納得がいったのか、葵と茜は頷きながら言った。
茜の言う反復横跳びは攻撃を避けながら射撃をしているところのことを言っているのだと思われる。
「弓は属性の攻撃力が高めで、攻撃速度の早い弓から放たれる属性攻撃はかなりの火力を叩き出すことができますね。また、攻撃によっては相手を気絶させてさらに追撃することもできますし」
「ジュラドドスを気絶ハメして狩ったこともあったなぁ」
「あれはモンスターが可哀想だったね・・・・・・」
弓の属性値は高めに設定されているものが多く。
装備さえ整えばかなりの早さでモンスターを狩ることもでき、強打の装衣と言うものを使えば簡単に気絶ループすら狙うことができる。
気絶ループしているジュラドドスを思い出したのか、葵は少しだけ遠い目をした。
なお、そのジュラドドスを狩った理由は葵の武器の素材集めだったのだが。
「弓専用の一矢と千々矢に関しては使うこともあまりないですし・・・・・・」
「まぁな。一矢は隙がでかいし、千々矢はスリンガーの影響をもろに受けるしな」
「とりあえず弓の良い点はここまでですね。次は悪い点になります」
弓の強力な攻撃である“竜の一矢”と“竜の千々矢”。
どちらも強力ではあるのだが明確な弱点があるので2人は説明をやめたようだ。
ちなみに、一矢と千々矢のどちらもが切断属性を持っているので、尻尾を斬りたいときは使っていった方がよい。
「弓の悪い点はスタミナの消費が激しいということですかね?」
「あとは可能なら強弓珠が欲しいってところか」
「ああ、確かにそれもありますね。というか私も欲しいですし・・・・・・」
竜の言葉にゆかりは少しだけ落ち込む。
どうやらゆかりは強弓珠を持っていないようだ。
欲しい珠が出ないのはモンハンあるあるなのでこればかりは仕方がないだろう。
「チャージステップにはスタミナを消費する。だから体術っていうスキルが必須になってくるんだ。火力を出すためにはチャージステップをしなくてはいけない。チャージステップをするにはスタミナをきっちりと管理していかないといけない」
「うひゃぁ・・・・・・、大変そうなんだね」
落ち込んでしまったゆかりに変わって竜が説明を引き継ぐ。
と言ってもほとんどのことは話し終えているのだが。
「とりあえず、弓はスタミナに気を付けて扱えば良いってことを覚えておけば大丈夫だろ」
「うん、分かったよ」
メモを書きながらマキは頷く。
そんなマキの姿を見ながら竜は、隣で落ち込んでいるゆかりをどうしたら良いのか頭を悩ませるのだった。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ