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ライトボウガンの説明が終わり、竜はマキ茶を口に運ぶ。
竜のライトボウガンの説明を聞き、ヘビィボウガンを使っていた茜は興味を持ったのかライトボウガンを検索して調べていた。
「ほむほむ、生産で作るならガルルガとかが使いやすそうなんやね。あとは使いやすそうなんはナナとナナゼノ辺りやな」
「あとは徹甲2だけでいくんならイビジョのやつだな。それとストームスリンガーも作っとくと良いかもな」
ライトボウガンを調べた茜は使いやすそうなライトボウガンをあげていく。
最初から作りたいものを決めておけば余計なモンスターを狩る必要もないので、情報収集は大切なのだ。
「っと、次は操虫棍にするかな」
うっかりライトボウガンの話を続けてしまいそうになっていたことに気がついた竜は次に説明する武器の名前を言う。
「操虫棍・・・・・・って、名前からして虫が関係してる?」
「そうだな。操虫棍はその名の通り虫を操ってモンスターと戦う武器だ。モンスターから取れる3色のエキスを集めて自身を強化して戦うんだ。一応、虫以外のやつもあることはあるぞ」
武器の名前にある虫と言う言葉からやや引いた様子でマキは言う。
これは虫が苦手な人には少し使いづらい武器かもしれない。
だが操虫棍には虫ではないものが1つだけ存在しているので虫が苦手な人でもそちらを使えば問題はないだろう。
「あとは操虫棍の一番の特徴で、ある程度は自由に空中を飛び回ることができることだな。このときにできる空中攻撃にはモンスターに乗るためのダメージを溜めることができるから操虫棍は乗りダウンを狙うのが仕事とも言われてるな」
「まぁ、他の武器よりは乗りやすいですからね」
「でもたまにボクが片手剣で乗ることもあるけどね」
「うちはそこを狙い撃つだけやで」
操虫棍は自由に好きなタイミングでジャンプをすることができ、モンスターにもっとも乗りやすい武器と言っても過言ではない。
だが、必ず操虫棍が乗れるかと言えばそうではない。
もうすぐ乗れそうなときに他の武器が攻撃を当ててモンスターに乗るのをかっさらっていくことなどざらにあるのだ。
「ジャンプを好きなタイミングでできるからモンスターの攻撃を3次元的に避けることができるのも強みかな。他の武器だと避けられない攻撃も操虫棍なら避けられることがあるから」
「凪ぎ払いブレスとかやね」
「でもたまに空中で攻撃を受けて撃墜されてるよね」
「空中では無防備だからしゃーない」
操虫棍のジャンプは緊急回避として活用することも可能で、竜は攻撃を避ける際にジャンプを使い、ジャンプして避けた先にいるモンスターに向かってそのまま攻撃に移るなどをよくやっている。
なお、モンスターのジャンプによって空中で叩き落とされることもあるので過信はできないのだが。
「んで悪い点だが、基本的にエキスによる強化がないと火力がかなり落ちることだな。特に赤色のエキスをとっておかないと攻撃のモーションとかも変わってかなり戦いにくい。だから赤エキスを必ず最優先で確保しないといけないんだ」
「エキスの色の場所を覚えないといけないのは大変そうだよね」
「虫を動かしながら走り回っとるもんな」
操虫棍の虫によってモンスターから取れるエキスの位置はモンスターによって異なる。
あるモンスターの腕からは赤色が取れたのに、別のモンスターからは白色が取れた。
そんなことはよくあることなのだ。
「あとは虫の種類とかもいくつかあるけど。これは使うようになってからで大丈夫だろ」
「虫が苦手やったら1つしか選択肢はないと思うんやけどね」
操虫棍を使ううえで切っても切れないもの、猟虫。
この猟虫には切断属性と打撃属性があり、他にも扱う粉塵の種類やつけられる属性、さらにはそれぞれに異なるステータスがある。
これらをすべて説明するとなるとかなりややこしくなってしまうので、この辺りの説明の追加は実際にマキが使ってからの方がいいだろう。
「と、まぁ操虫棍についてはこんなもんかな」
「自由にジャンプできて空中も飛び回れるのはカッコいいけど・・・・・・、虫かぁ・・・・・・」
竜の言葉にマキは悩ましげに声をあげる。
やはり虫を扱うということに抵抗があるのか、マキはそこまで操虫棍に引かれるものはなかったようだ。
誰のヤンデレが読みたいですか? その16
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佐藤ささら
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鈴木つづみ