海行く君らに祝福を   作:瑞穂国

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秋イベ海外巡洋艦sのお花見です。

この四人にはわちゃわちゃしてほしい……。


春咲く君とお花見を

「オハ……ナミ?」

 

 初めて聞く言葉に、私、ヒューストンを含め、三人分のクエスチョンマークが、コーヒータイムの場に浮かびました。

 一日を終えて、就寝前の、おしゃべりの時間。お馴染みになりつつある集まりの席上で、不思議な言葉を教えてくれたのは、アトランタでした。最近、めでたく秘書艦を務めることになった彼女は、三人揃っての復唱に、こくりと頷きます。

 真っ先に興味を示したのは、ドーナツに手を伸ばしかけていた、ロイテルでした。

 

「それは、なに?新しいアヤナミ・タイプの()?」

「違う違う。日本の慣習だって」

 

 淹れたてのコーヒーを啜り、アトランタがロイテルを流し見ました。細められた目と、吊り上がった口角は、「まだまだね」とでも言いたげです。今夜コーヒーを淹れたのは、ロイテルでした。

 自称姉弟子の視線の意味に気づいたのか、ドーナツをかじったロイテルが唇を尖らせます。そのまま、軽い手刀でアトランタの脇腹をつつき、抗議の意を示しています。ふふ、微笑ましい弟子たちですね。

 ポンという柏手の音は、すぐ隣のパースから聞こえてきました。水面下の戦闘に気づいていないのか、パースは端から見てもわかるほど瞳を輝かせて、アトランタに顔を寄せます。

 

「知ってるわ。確か、サクラ……という花を、眺めるのでしょう?」

 

 あまりのパースの勢いに、やや仰け反るアトランタ。

 

「わかったから、顔近い。あとなんか眩しい」

 

 離れろ、と言いたかったんでしょうけれど。パースは気づかなかったらしく、いつにも増してキラキラと微笑み、珍しく鼻息を荒くしています。

 

「オベントウとか、ニホンシュを持って行って、食べて飲んで歌って大騒ぎなのよね?」

「後半に知識の偏りを感じるんだけど……まあ、大体そんな感じ」

 

 諦めた様子で、アトランタがぺちぺちとパースの額を叩きます。あうっ、と可愛らしい悲鳴を上げて、パースは元の通り席に着きました。

 それにしても……オハナミ、ですか。日本語だと、お花見、でしょうか。

 

「ピクニックみたいで、楽しそうね」

「ん、そんな感じ」

 

 お砂糖をこぼさないように、器用にドーナツを咀嚼しながら、アトランタが頷きました。彼女がおいしそうに食べるので、私もドーナツを手に取ります。四分の一を千切って、一かじり。からっと揚がった外側と、ふわふわもちもちの内側、蕩けかけのお砂糖のコントラストが、実に絶妙です。

 

「それで、提案なんだけど」

 

 二口目のコーヒーを啜って、改めて、アトランタが口を開きました。

 

「次の週末、四人でお花見しない?」

「いいねいいね、やろう!」

 

 一も二もなく、ロイテルが賛同しました。パースも大きく頷いています。もちろん私も、大賛成です。

 

「ん、じゃあ、決まりで」

 

 全会一致で決まったお花見の開催に、アトランタは満足げに口角を緩めていました。

 ……ああ、そうだ。ドーナツの最後の一かけを摘まもうとした時、とてもいい考えが、私の脳裏に浮かびました。きっと、皆のお花見が、もっと楽しくなるはずです。

 

「ねえ。それなら、皆でお弁当を作らない?」

 

 私の提案に、三人が揃って、目を輝かせました。

 

 

 

 週末。ピクニックバスケットとレジャーシートを携えて、私たちは鎮守府の運動場へとやってきました。

 芝生の敷き詰められた、だだっ広い運動場。普段は、艦娘たちがトレーニングに使う場所です。この運動場を囲むように、桜の木が植えられています。

 

「お花見日和、ね」

 

 桜並木に、思わずうっとりとして、私は呟いていました。丁度見頃の、七分咲きです。中には散り始めている木もあります。淡いピンク――いいえむしろ、透き通る白に近い花が無数に咲いて、時折風に漂います。ええ、こうして見ると、なるほど桜吹雪というのは、全く間違っていない例えです。

 しばらく、四人で声を失っていました。息を飲むほど、心臓が止まるほどの、美しさ。これほど儚げで、けれど気高く、そして(みやび)な花など、あるのでしょうか。花はどれも美しい。でも、日本で桜が一番好まれる理由を、なんとなく、理解できた気がします。

 

「……ほら、準備しよう」

 

 アトランタの声で、私たちはようやく、お花見の準備を始めました。

 私とパースでレジャーシートを広げて、風で飛ばされないように石で押さえます。私たちが陣取ったのは、運動場でも一番豊かに花を咲かせる、桜の大木。鎮守府ができるより前から咲いている木、なのだとか。

 

「ねえねえ、見て見て!」

 

 ふと、ロイテルがこちらを呼びました。顔を上げると、ロイテルが芝の上でステップを踏み、はしゃいでいます。その手には、外歩き用のブーツと、ソックス。白い素足を、直接芝生に降ろして、ロイテルは笑っていました。

 

「芝生、気持ちいいよ。皆もやってみて」

 

 ロイテルはそう言って、近くにいたパースを引っ張りました。ローファーを脱いでシートに上がろうとしていたパースが、されるがまま、芝生の上に連れて行かれます。

 やや戸惑った様子で、パースは芝を踏みしめていました。小刻みに足を動かしていた彼女が、瞳を輝かせて、私とアトランタを見ます。感想は、眩いばかりの微笑みが、物語っていました。

 二人に倣って、私とアトランタも、芝生に足を伸ばします。足裏に、整えられた芝生の、チクチクとした先端が触れました。くすぐったさを堪えて足を全てつけると、ヒヤリとした感触が伝わってきます。サクサクとした踏み心地も楽しくて、思わず足踏みをしてしまいました。

 

「おお……なんか、新鮮」

 

 隣で感動しているアトランタと、目が合います。何でもないことがおかしくって、つい、小さな笑いが漏れてしまいました。

 芝生の上に、少女たちの笑い声が響きます。

 

「……さあ、ランチにしましょう」

 

 一しきり芝生を楽しんでから、私たちはシートに腰を降ろしました。

 ピクニックバスケットから、四人分のお弁当を取り出します。ランチの準備は、アトランタと私の担当でした。ロイテルとパースには、食後の紅茶とお菓子の準備をお願いしています。

 大きな重箱二つを、シートの上に並べます。

 

「?サンドイッチじゃないのね」

 

 重箱を見たパースが、首を傾げます。ええ確かに、ピクニックといえばサンドイッチ、かもしれません。

 でも、今日はお花見です。

 

「今日は、お弁当、だからね」

 

 アトランタに片目を瞑ってみせます。「サンドイッチじゃないのにしよう」と提案したのは、彼女です。

 当のアトランタはというと、やや微妙な表情で、頬を掻いていました。それには気づかないふりをして、私は重箱の蓋を開きます。

 一つ目の箱には、色とりどりのおかずを、これでもかと詰め込んでます。からあげ、卵焼き、ポテトサラダ、タコさんウインナー。アトランタに教えてもらった、お弁当の定番おかずたち。

 そして、二つ目の重箱はというと。

 

「わあぁ、オニギリだ……!」

「提督が夜食に食べてるやつね」

 

 重箱の中身に、二人が感嘆の声を上げます。

 アトランタと二人で重箱に敷き詰めたのは、三角形をしたおにぎりです。炊いたご飯に具材を入れて、形を整えながら握り、ラップでくるんだおにぎり。具材の種類は、鮭と昆布、焼きたらこ、そぼろを用意しました。オニギリの天辺に具材を少し乗せて、どれがどれかわかるようにしています。

 

「とても綺麗な形ね。完璧なトライアングル」

 

 オニギリを一つ摘まみ上げて、パースが言います。ええ、そうでしょう?初めてにしては、とても綺麗に握れたと、我ながら思います。それというのも――

 

「アトランタがね、教えてくれたのよ」

「へぇー、アトランタ、オニギリ握れたんだ」

 

 目を真ん丸にして、ロイテルがアトランタを見ます。その反応に対して、アトランタはまたも、曖昧な返事で頬を掻きました。

 

「あー、うん。……ちょこっと、練習してたから」

 

 ……ふふ、さてさて、誰のために、練習していたんでしょうね。私、弟子の恋路は黙って応援することにしてますので、何も言うことはありません。

 同じことに思い至ったのか、ロイテルとパースも、ニヨニヨとアトランタを見ています。三人分の視線に、アトランタはややご不満な様子。

 

「な、なにさ」

「んー、別に?何でもないよ?」

 

 わざとらしくとぼけたロイテルに、アトランタが対空砲火を放ちました。隣でクスクスと笑っていたパースも、巻き添えになっています。

 一しきり撃ちまくった五インチ砲(こぶし)を、アトランタが冷却に入ります。被害を免れた私は、早速オニギリを重箱から取りました。選んだのは、中に鮭を入れたオニギリです。

 

「そういえば、黒い紙……ノリ?あれはないの?」

 

 ポカポカと五インチ砲を受けたパースが、やや乱れた髪を整えつつ、尋ねました。日本のオニギリといえば、海苔がつきものです。でも、重箱に並んでいるのは、海苔の巻いてない、白いオニギリだけ。

 私は、隠し玉でも取り出す気分で、ピクニックバスケットの中を探ります。新しく取り出したのは、重箱とは分けておいた、海苔。

 

「別にしておいたの。湿気ちゃうから、って」

「パリッとしてる方が、おいしいでしょ」

 

 まだ頬の赤いアトランタが、ややぶっきらぼうにそう言います。このアイディアも、彼女の提案です。

 ひょいと、昆布のオニギリを取ったアトランタが、器用にラップを剥がして、海苔の真ん中に置きます。そのままオニギリの形に合わせて海苔を折れば、完成です。海苔が折れた拍子に、パリッといい音が響きます。

 アトランタに倣って、私たちも海苔を巻きます。すぐに、四つのオニギリが、四人の手に握られました。

 

「いただきます」

 

 四人声を揃えて、オニギリを口に含みます。噛み切った海苔が、パリパリ、バリバリと、爽快な四重奏を奏でます。得も言われぬいい香りが鼻腔を抜けて、思わず溜め息が漏れました。

 海苔の香ばしさの次には、噛み締めるご飯の甘さがやってきます。噛むたびに、海苔の香りの合間から、ご飯の甘みが舌を包みます。

 そして最後に、鮭の塩気。海苔の香りと、ご飯の甘さを引き立て、あるいは引き立てられて、ホロホロと口の中で解けていきます。

 頬の落ちるようなおいしさ。ご飯と鮭のおいしさがわかるようになって、私も随分、日本に馴染んだみたいです。

 

「んー、おいしい!外で食べるご飯も格別だね」

「ふふ、サクラを見ながらオニギリなんて、とてもフーリューね」

「……ん、確かに、悪くないね」

 

 桜の木と、緑の芝生を背景に、思い思いの感想を口にして、オニギリをかじる。ええ、本当に、とても素敵なことね。

 お腹が空いていたこともあって、最初のオニギリを、四人揃ってすぐにお腹へ収めてしまいました。すぐに二つ目へ取り掛かろうとするロイテルに、私は慌てて紙皿と割り箸を手渡します。おかずも、一緒に食べて、ね?

 

「私、唐揚げ大好き~」

 

 器用に箸を使いこなして、唐揚げを頬張るロイテル。その横で、パースが卵焼きと悪戦苦闘しています。諦めた様子のアトランタは、素手でタコさんウインナーを一摘まみ。私はといえば、アトランタ自信作のポテトサラダを全員分取り分け、早速一口。

 

「ポテトサラダ、おいしいわね」

「でしょ。ま、自信作だからね」

 

 誇らしげに胸を叩くアトランタ。その手には、無残にも足を食べられたタコさんウインナーの悲しそうな顔があります。

 一方、ようやく卵焼きを掴めたパースが、その断面にうっとりとしています。薄く敷いた卵を、何層も丁寧に巻いた甲斐がありました。ふふ、私の自信作です。

 

 

 

 一通りおかずを楽しんで、二個目のオニギリの種類に悩み始めた頃、私たちのお花見を訪ねてくる人がいました。

 

「少し、お邪魔するね」

 

 桜の木の陰から現れたのは、海軍の制服を着た男性――提督です。右手に持った手提げ袋を掲げて、こちらへはにかんでいます。

 そんな彼に、現秘書艦であるアトランタが、やや頬を膨らませて答えます。

 

「待ちくたびれたよ、提督さん」

「ごめんごめん。約束のもの、持って来たよ」

 

 左手で謝りながら、提督は手提げ袋をアトランタへ手渡しました。中身を確認したアトランタが、ふんわりと口元を緩めて、笑います。

 

「ん、ありがと。これ、とってもおいしかったから」

「気に入ってもらえたみたいで、よかったよ。お花見、楽しんでね」

 

 用件は終わりと、立ち去ろうとする提督。

 あら、もう行ってしまうのですか。折角だから、少しお弁当でも、食べて行けばいいのに。そう思って、私が口を開きかけた時です。

 

「提督、何か食べていきなよ。少しくらい、時間はあるでしょ?」

「そうよ。アトランタとヒューストンが、一生懸命作ったお弁当なんだから」

 

 ロイテルと、それに同調したパースが、提督の制服を引っ張って引き留めます。前に進めずにバランスを崩しかけた提督が、苦笑しながら頭を掻きます。

 

「それじゃあ、オニギリを一つ、もらえるかな」

 

 シートに膝だけ乗せた提督に、オニギリを詰めた重箱を差し出します。四種類のオニギリを矯めつ眇めつした提督が、やがて瞳を輝かせて、一つを取りました。その手に握られていたのは、そぼろのオニギリです。

 

「これ、好きなんだ」

 

 海苔を巻きつけながら、少年のように笑う提督。早速一口をかじって、目を細め、味わっています。その表情を見た私は、チラリとアトランタを窺いました。目が合った彼女は、何もなかったように視線を逸らし、卵焼きを咀嚼しています。

 ただ、頬を染めて笑う横顔だけは、全く隠せていません。

 ロイテルとパースと、顔を見合わせます。可愛らしい桜色の友人に、私たちも微笑みを隠せませんでした。

 

 

 

 食後の紅茶を、ロイテルとパースが用意してくれました。四人分のティーカップを並べて、順々にお茶を注いでいくパース。琥珀色の紅茶で一杯になったカップをロイテルから受け取り、私は香りを胸一杯に吸い込みます。

 

「いい香り。お腹が落ち着いてくるわね」

「お腹休めに、一杯どうぞ。デザートは、またあとでね」

 

 ロイテルが用意したのは、アップルパイだそうです。サクサクの生地と、程よく蕩けたリンゴを想像するだけで、今から待ちきれません。でも、そうね。アップルパイを心行くまで楽しむためにも、少しお腹を休めましょう。

 香り高い紅茶を、口に含みます。普段飲んでいるコーヒーとは全く異なる、花を思わせる香りと苦味、酸味。心の底から、ほうっと、息が漏れます。

 

「そういえば、サクラは、あまり香りがしないのね」

 

 ふと思い至ったように、パースが呟きます。言われてみればその通りです。これだけたくさん咲いていても、桜の香りというのは、あまり感じられません。慎ましやか、といいますか、これほど美しい咲き方をしても、自己主張の強くない花のように思います。

 

「桜自体には、そんなに強い匂いはないよ。梅とかの方が、よっぽど強いって、提督さんが言ってた」

 

 答えたアトランタは、先程提督から受け取っていた手提げ袋を取り出しました。中から取り出したのは、桜のワンポイントが入った、小さな箱。丁度、ケーキでも入りそうな、そんな箱です。

 そういえば、中身を聞いていませんでしたね。二人の会話からすると、食べ物のようですが。

 

「……こういう風にすると、桜の匂いも楽しめるって」

 

 アトランタが、箱の蓋を開けます。ロイテルとパースと揃って、三人で頭を突き合わせ、中身を覗きました。

 

「わぁ、なにこれ。いい香りがする~」

 

 ロイテルが歓声を上げます。箱の中に入っていたのは、正に桜色をした、お餅やお饅頭のような形をしたもの。大きな葉っぱで包まれたそれからは、得も言われぬ香りが漂います。なんと形容したらいいのでしょう、これまで嗅いだことのない香りです。強いて言えば、バニラのような、強烈に甘味を連想させる香りと言えます。

 もしかして、これは……?

 

「桜餅。前に食べてみて、おいしかったから。皆にも食べてもらおうと思って」

 

 わざわざ今日に合わせて、アトランタが頼んでくれたのだそうです。つい先程届いたそれを、提督が持って来たのだと。

 柏手を打って、パースが瞳を輝かせます。

 

「早速、食べてもいい?きっと、紅茶にも合うわ」

「ん、もちろん」

 

 一人一つ、桜餅を取ります。アトランタによると、どうも巻いてある葉――桜の葉ごと、食べるのだそうです。海苔といい、日本の人は何かを巻いて食べるのが好きなのでしょうか。

 桜餅を一かじり。すると、すぐに強烈な香りと甘みが、口一杯に広がります。目が覚めるような香りが鼻から抜ける頃、しっとりとした歯触りと、滑らかな舌触りが感じられます。舌を絡め取って離さない、それでいてしつこくなく上品なこの味は、餡子でしょうか。とても綺麗に仕上げられたこし餡が、桜餅の中には隠れていました。

 

「桜の下で、桜餅かー」

「ええ、この上なく、フーリューね」

「いとをかし、って言うらしいよ」

「をかし、ってどういう意味なの?」

「さあ、桜餅のことなんじゃない?」

 

 取り留めもないことに、会話の花を咲かせます。桜の木の下で、本当に何でもないことを、私たちは語らいます。他愛のない、そんな日常を、愛おしく思います。

 舌に残った甘さを流そうと、私は紅茶のカップへ手を伸ばしました。口をつけようと覗いた液面に、私は目を瞬きます。

 いつの間にやら、カップの中に、桜の花びらが浮いていました。薄く淡く、あたかも雪のような花びらが、一ひら。ふわりと液面に漂っています。

 

「ねえ、見て見て」

 

 堪らなく見せびらかしたくて、私は皆を呼びました。私のカップを覗いた三人が、先程の私と同じように、目を瞬きます。

 やがて、誰からともなく、笑い声が零れました。ただ、桜の花びらが、カップへ迷い込んだだけなのに。それでも四人でいれば、可笑しくって仕方ない。こんな些細なことでも、誰かと分かち合うだけで、微笑みが溢れてしまう。

 カップの液面に、四ひらの笑顔。重なり、寄り合い、集って。そこにはちいさな、一輪の桜が、咲いていました。春に開く、一輪の桜が、咲いていました。




アトランタさんのお話も進めたいところですね。

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