『完結』(番外あり)ロクでなし魔術講師と帝国軍魔導騎士長エルレイ   作:エクソダス

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三、四巻あたり
編入生 リィエル


 

「すいませんでしたあああああああああああああぁぁぁ!!」

 

現在。エルレイ、セラ、グレンの三人は、呼び出されて学院長室へとやってきていた

そして入るや否や、グレンはすごい速度で、セリカとリック学院長の前で土下座していた。

 

「ぐ、グレン君どうしたの?」

 

「もしかして、なんかやったから、3人とも学院長に呼び出されてるの?」

 

セラもエルレイも共に困惑した。

 

セリカとリック学院長も、目を点にして固まっている。

 

「おい、グレン…なんだいきなり」

 

「ちょっとした手違い…。ほんのちょっとし手違いなんですぅぅぅ!お二人がお怒りになるのはごもっとも!平に!平に~~!!」

 

キョトン。と顔を合わせる四人を前に、グレンが粛々と告解していく。

 

「薬草菜園で栽培されてたキレハトの花、与える魔術肥料の種類を,間違えて全部枯らしちゃって、ホントに申し訳ございませんでしたあああああぁぁぁ!!」

 

「え?!あれグレン君が枯らしたの?!なんで枯れたのかみんなで考えてたんだよ?!」

 

「ん、身近な犯人」

 

グレンの地雷により、セラの怒りに火が付き怒り出す。エルレイも少し顔をしかめて便乗する。するとリック先生は穏やかに話しかける。

 

「ははは、グレン君。顔を上げたまえ、勘違いされては困るよ。今日、我々が君たちを呼び出したのは、そのことではない。もっと別の事なのだよ」

 

「あ、なーんだ、そうだったんですか、あっはっは、脅かさんでくださいよ!」

 

グレンは安堵したように立ち上がる。

 

「ちょっとグレン君!私はまだ怒ってる!!」

 

「へいへい、白犬は黙ってような~、ですよねー?だってあの事件、証拠は完全に隠滅したはずだったんですもの、なんでばれたのかなーって不思議だったんですよ、あっはっは」

 

セラの怒りを受け流し、朗らかに笑う

 

「ふぉっふぉっふぉっ、グレン君はうっかり屋さんだのぅ」

 

「あっはっは」

 

「ふぉっふぉっふぉっ」

 

・・・・・・

 

「それはそうとグレン君、君、減給な」

 

「ぎゃあああああああああああああああああああああ───ッ!!!ですよねぇぇぇぇ───ッ!!」

 

学院長は朗らかに裁定を下し、グレンは頭を抱えて悲鳴を上げた。

それに見かねたエルレイはコホンと咳払いをする。

 

「それで、用件は?」

 

「そうだったね、話というのは編入生についてなのだよ」

 

「編入生ですか」

 

セラが首を傾げる。

 

「うむ、明日からこの学園に編入される新しい生徒を、君たち2組で受け入れてくれないかね」

 

「明日からっすか?またそれはずいぶんと急な話っすね…。それにこんな中途半端な時期に編入されるってのも妙だ」

 

「もっとも、君に拒否権はないのだが」

 

学院長は封筒を3人に渡した。エルレイが受け取り、内容を確認する。

 

(やっぱり)

 

エルレイ、元名リィエルはこの頃に編入されていたので、もしやと思ったが…。

図星だった、女王陛下公認の帝国政府公文書、そして編入性の名は。

 

「確認した」

 

エルレイは封筒を置き、クラス名簿を開いた。

 

「名前、リィエル=レイフォード、追加完了」

 

「え?」

 

「は?」

 

グレンとセラが驚きの声を上げる。セラは嬉しそうな声のトーンだったが、グレンは低めのトーンだった。

 

「ははっ……どうやら俺、結構疲れてるみたいだ…。なんか最もあり得ない名前が、エルレイの口から出た気がしたんだが」

 

「リィエルちゃんか~、確かにあの子学院に入るお年頃だもんね」

 

「あ~~~今度はセラからも聞こえたぁぁ~~~」

 

現実逃避しているグレンを横目に、エルレイが学院長とセリカに向けて口を開く。

 

「では。編入生のリィエルさん用のプリント作ってきます。失礼します」

 

「ああ、頼むぞ」

 

「ふぉっふぉっふぉっ、君は適応能力が高いねえ」

 

エルレイはそのまま学院長室を後にする。

 

「そっか~、リィエルちゃんか~楽しみだねグレン君!!」

 

「…じゃねえ」

 

「ん?なに?」

 

「ぜんぜん楽しみじゃねええええええええええええええええええ!!!!」

 

 

★★★

 

トントントン

 

「……」

 

次の日、エルレイは職員室で編入生用のプリントをまとめ、封筒に入れる。

 

「私が来た…。つまり」

 

もうすぐであの事件が──。

エルレイはため息をついてから、封筒を持って職員室を後にする。エルレイは昔の事を鮮明に思い出していた。かつて自分が、ルミアを危険な目に遭わせてしまった…。あの忌々しい日の事を。

 

「あんなことには……二度とさせない」

 

エルレイは強く拳を握り締めた。

教室にたどり着くとすでにみんな揃っていた。そしてリィエルも、グレンの横で眠たそうな目で立っている。

 

「こんにちわ」

 

エルレイはリィエルの顔を見て微笑む。リィエルは少しエルレイの顔をじっと見つめて。

 

「あ、英断って、ほめてくれた人」

 

「どう…反応したらいいかな、それ」

 

エルレイが困っていると、セラが手をパンパンパンッ!と叩いた。

 

「はい。とりあえず、この子が編入生のリィエル=レイフォードちゃん。みんな!仲良くしてあげてね~」

 

エルレイは、生徒たちのほうを見てみるとニヤける男子や顔を赤くする男子が数名いた。

 

(……私、こんな目で見られてたんだ)

 

自分の事を別の視点で見てみると、結構変な目で見られてたんだな、と認識したエルレイ。

 

「ま、まずは自己紹介してもらうから、ほれ」

 

「リィエル=レイフォード」

 

・・・・・・

 

・・・・

 

・・・・

 

「自己紹介終了、質問タイム」

 

「そのまま進めるな!!!」

 

そのまま進めようとするエルレイに、グレンは腕を振り上げて…渾身のチョップをかました。

 

「痛い」

 

「えっと…リィエルちゃん、趣味とか特技とかなんでもいいから話そ?」

 

「ん、セラがそう言うなら」

 

リィエルはセラの言葉を受け、もう一度話始める。

 

「わたしはリィエル=レイフォード。帝国軍が一翼、帝国宮廷魔導士団、特務分室所属。軍階は従騎士長。コードネームは戦車、今回の任務は」

 

「「わああああああああああああああああああああああああああああぁ!!!!!!」」

 

言ってはならないところまで言おうとしたのをグレンとセラが騒いで止めた。エルレイはその光景を苦笑いで見る事しかできなかった。

 

・・・・

 

「将来わたしは?帝国軍への入隊を目指して?イテリア地方から魔術を学ぶために、この学院に来ることになった?」

 

グレンが耳打ちしながらリィエルは自己紹介をする。

エルレイはこんな第一印象で大丈夫だったかを確認するため、生徒を見渡した。

 

「なんか、変わった子だな」

 

「まあ、可愛いけどな」

 

「め、めっちゃ可愛いなリィエルちゃんって…」

 

「決めた、俺無派閥はだったけどリィエルちゃん派になるわ」

 

「そこ!男子うるさい!!」

 

ここには変な奴しかいなかったことを忘れてた…。エルレイは、ほっ…と安堵する。

 

 

「それじゃ、気を取り直して、質問タイム」

 

「では、一つだけよろしいでしょうか?」

 

手を上げ、質問してきたのはウェンディだ。

 

「ん、なんでも聞いて」

 

「イテリア地方から来たとおっしゃっていましたが、貴女のご家族はどうされてるんですの?」

 

「!」

 

「…家族?」

 

その問いにグレンが微かに目を見開き、リィエルが少し眉を動かす。

 

「兄がいた…けど」

 

「あ~~~。ちょっとごめんねウェンディ」

 

割って入ってきたのはセラだった。

 

「ごめんね、家族の事の質問は避けてあげて、この子は今身寄りがないんだ」

 

「え?!申し訳ありません何も知らなくて……」

 

その重い沈黙クラスをが流れる。エルレイは少し辛そうに俯いていた。

 

「じゃ、じゃあさ」

 

そんな空気を吹っ飛ばそうとカッシュが手を上げる。

 

「リィエルちゃんとグレン先生とセラ先生って知り合いっぽいし、いったいどうゆう関係なんですか?」

 

「…わたしと、グレンとセラの関係?」

 

「う…それはだな…」

 

「ええっと…」

 

対処を考えてなかったのだろう…。セラもグレンも考え込む。

 

(どうするグレン君、親戚ってことにしとこうか?)

 

(ひねりも何もねえな…)

 

(なにを~!じゃあグレン君はいい案あるの?!)

 

そんなことをごにょごにょと、セラとグレンが話してると。

 

「セラは、わたしのお母さんみたいな人、グレンはわたしのすべて、わたしはグレンのために生きると決めた」

 

リィエルは迷うことなくそう断言した。

 

(セラ、母親的な人なんだ)

 

自分の言葉とはいえ、昔はセラと余り喋ったことが無かったので、エルレイは実感がわかなかった。

 

「きゃあああああ────ッ!大胆~!情熱的~!」

 

「ぐああああああ!出会ってひとめぼれしてもう失恋だあああああああ!!」

 

「つうかセラ先生がお母さんって想像しただけでいい!!」

 

皆が騒ぎ出す。

禁断の恋やらセラ先生とグレン先生の子供やら、果てはエルレイの子供でセラとは三角関係。というでっち上げまで…。

 

「ちょおま……なにいっちゃってんのおおおおおおおおおおお!!」

 

「私がお母さんか~…。えへへっそういわれると照れちゃうね」

 

「セラも恥ずかしがってんじゃねええええええええええええええええええええええ!!」

 

サクサクサク…。

 

「私の編入した時って、こんなうるさかったっけ」

 

エルレイはいちごタルトを食べながら眠たそうな目でみんなを見ていた。

 

★★★

 

リィエルが編入してきた最初の授業は魔術の実践授業だ。

エルレイは嫌な予感がしながら外に出た。今回の実践授業は、遠くにある人型ブロンズ製のゴーレムに魔術を当てる実践だ。当てるところは6か所あり、頭、胸、両手、両足だ。

 

「《雷精の紫電よ》──!」

 

広い競技場でシスティーナの呪文の詠唱が響いた。システィーナの結果は六分の六、つまりすべてに命中していた。

 

「よし!」

 

「すごい、システィ!六発撃って、全部的にあたったね!」

 

ルミアはまるで自分の事のように嬉しそうに言った。

 

「おめでとう、システィーナ、また精度上がったね」

 

「はい!エルレイ先生のおかげです」

 

システィーナはそういうと後ろに下がっていく。

 

「お前、白猫に何か教えたのか?」

 

「大したことじゃない、ただ肩力の抜き方を教えただけ」

 

「あ~、確かにシスティーナちゃんは肩に力はいりすぎてる事あるからね」

 

先生3人が話していると、次はリィエルの番になった。

 

「《雷精よ・紫電の衝撃以て・打ち倒せ》」

 

リィエルはショックボルトを撃った…しかし当たらない。結局残り1発になってもかすりもしていなかった。

 

「これってショックボルトじゃないとだめなの?」

 

リィエルはグレンのほうを見た。

 

「ダメとは言わねーが、この距離じゃ、ほかの攻性呪文だとまともに届かねーぞ?」

 

「つまり、呪文は何でもいいと」

 

「……」

 

この後どうなるかわかっているエルレイはどうにか止めたいが、どういえば良いのかわからず諦めた。

 

「《万象に希う・我が腕手に・剛毅なる刃を》」

 

リィエルは拳を地面にトンッ、と付けると大剣が生成される。

 

「いいいいいいいいいいいぃぃぃやああああああああああぁぁぁぁ!!!」

 

そのまま投げてゴーレムを直撃、ゴーレムは砕け散って四散した。

 

「「「「・・・・・」」」」

 

クラスの全員硬直する中、セラが腕を上げながら叫んだ。

 

「やったよリィエルちゃん!!六分の六!!」

 

「ん、頑張った」

 

エルレイはため息をついて、硬直しているグレンの記録表を奪い取り、書く。

 

「六分のゼロ」

 

「え~!!なんで!!」

 

セラは、断固意義を申し立てると言わんばかりに大きな声を出す。

 

「それは攻性魔術じゃなくて、錬金術…。よってダメ」

 

「ん、残念」

 

リィエルは少ししょんぼりした。

エルレイは、その判定をしながら昔の自分にブーメランを投げている気がして、嫌な気持ちになった。

 

 

 

 

★★★

 

「……」

 

昼休みの時間。

自分の席に着いたままリィエルは当然のように1人ぽつんと浮いていた。ただ何をするでもなくボーっと。周りのみんなもざわざわはしているが、声をかけることが難しいのだろう…あの後だと。

 

「すっかり、浮いちゃったね…リィエルちゃん」

 

陰に隠れながらセラは悲しそうにリィエルを見つめた。

 

「仕方ない、あの後だから」

 

「…仕方ねーか」

 

そういうとグレンが立ち上がる。

 

「グレン君?」

 

「リィエルを飯にでも誘ってくる」

 

「あ、わたしも行く!」

 

そう言って、セラとグレンが向かおうとしたその時。

 

「まって」

 

突然エルレイが2人を止めた。

 

「?どうした」

 

「よく見て」

 

エルレイに言われたセラとグレンは、もう一度リィエルのほうを見てみると、ルミアとシスティーナが話しかけていた。

 

「生徒に、任せてみよ」

 

エルレイは笑いながら言った。

 

「…そうだね、こんな時に母親が出しゃばっちゃだめだね!!」

 

「それ、気に入ったんだ」

 

うんうん、と頷くセラにエルレイはため息をつく。

 

「…ま、どうにかなるか」

 

 

─────

 

グレンとセラのもとを後にしたエルレイは、外に出て外のベンチへと座った。

 

「……」

 

特に何も言葉を出さず、特に何も考えず、空をボーっと見つめているだけ、最近エルレイは考え事が多くなり、精神的に疲れたのだろう。

 

「いつになったら帰れるかな」

 

エルレイはもうずっとこのままでもいい気がしていた。

なぜなら楽しいからだ。退屈しない…。退屈はしないが。

 

「戻らないと、エルザがこわいか」

 

友達の事を思い出し、苦笑いをしながら目を閉じた。心地いい風が、体を包み程よい日差しが温めてくれた。

 

(…少し寝よ)

 

そう思って寝ようとした──。

その矢先の事だった。

 

どがあああああああああああああああああああん!!

 

「!」

 

突然の大きな音にたたき起こされた。

エルレイは反射的に音のした方角を見てみると、そこにはリィエルが大剣を振り回して、ハーレイ先生を追い回していた。

 

 

 

 

 

 

 

「なんだ、驚いて損した」

 

くだらないことで起きてしまった自分の体に後悔しつつ、もう一度眠りについた。

 

「いや結構大ごとだよ?!?!」

 

意識がもうろうとする中、セラの声が聞こえた気がするが…。気のせいだろう。

そんなこんなでリィエルが加入し、少したってからのお話。

 

 

 

──────

 

「これから、今度。お前らの受講する遠征学修についてのガイダンスをするわけだが……。ったくなーにが遠征学修だよ、どう考えてもこれクラスのみんなで一緒に行くお出かけ旅行だろ…」

 

「え?グレン君、遠征学修って大体お出かけ旅行でしょ?」

 

グレンがため息をつき、セラは不思議そうな顔でグレンを見た。

 

「先生方真面目にやってください!大体、遠征学修は遊びでも旅行でもありません!アルザーノ帝国が運営する各地の魔導研究所に赴き、研究所見学と最新の魔術研究に関する講義を受講することを目的とした、れっきとした必修講座の1つなわけで──」

 

「ん、解説お疲れ様」

 

エルレイは興奮するシスティーナの頭を撫でる。

 

「むぅ……」

 

「お疲れ様タルト」

 

「いりませんよ!!」

 

システィーナに差し出しても食べてくれなかったので、エルレイはじっと見てくるリィエルにいちごタルトを渡す。すると、サクサクと物凄い勢いで食べ進めた。

 

「あー、やっぱ俺、カンターレの軍事魔導研究所がよかったな~」

 

「仕方ないさカッシュ、それを言うなら僕だってイテリアの魔導工場研究所がよかったんだから」

 

そんな愚痴を男子が言い始める。

 

「まーまー、決まったんだし楽しくやろうよ~」

 

セラが優しく笑った。

 

「安心しろ、男子生徒諸君、お前たちは間違いなく幸運だ」

 

グレンの言葉に男子全員首を傾げる。

 

「え~」

 

「冷静になってよく考えてみろ、俺達が行く白金魔導研究所が一体どこにあるのかを」

 

「…はっ!ビーチリゾートとしても有名なサイネリア島…!」

 

「そう!!サイネリア島は気温も高く今の時期でも十分に海水浴が可能、そしてうちのクラスの女子はレベルが高い…。あとはわかるな」

 

「「「「せ、先生!!!」」」」

 

「皆まで言うな、黙って俺についてこい!!」

 

「「「「はいっ!!」」」」

 

そんな言葉を聞きながら、エルレイはまた面倒なことになりそうだと、確信していた(事件以外の事で)。

 

★★★

 

「ねえ」

 

授業が終わった後、エルレイが教室を出て行こうとしたら…、突然リィエルに止められた。今教室はリィエルとエルレイ以外は誰もいない。

 

「なに?」

 

エルレイは静かにリィエルの方を向いた。

 

「アルベルトに言われた、おねえさんには、気を付けたほうがいいって」

 

「……」

 

おそらく、警戒されているのだろう。

 

「でも、おねえさんいちごタルトくれた。悪い人と思えない」

 

「…そっか」

 

「おねえさんって、悪い人?」

 

まさか、単刀直入に悪者かを聞いてくるとは思わなかったので、少しエルレイは困惑したがすぐに持ち直す。

 

「それは、君が決める事」

 

「?」

 

「君が、敵だと思ったら敵、味方だと思ったら味方、それでいいの」

 

リィエルは首を傾げた。

 

「よくわからないけど、分かった」

 

「あと、私の名前、エルレイね」

 

「わかった、エルレイおねえさん」

 

自分にお姉さんと言われる事に、恐ろしいほどむず痒さを感じたエルレイだった

 

「……おねえさんはやめて?」

 

「じゃあ、エルレイねえね」

 

「……おねえさんでいいよ」

 

 

 




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エルレイ「自分に、お姉さんって言われた……」
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